ゼロの視点
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2004年08月09日(月) 懐かしい島

 あまりに激しく船が揺れるので、目が覚める。昨晩は午前3時半すぎまで甲板で頑張ってみたものの、その後熟睡。朝の7時ぐらいにはまた甲板に復活しようと思ってたのに・・・・・(汗)。

 甲板に上がった時はすでに午前8時半すぎだった。どうやら、Iles d'Hyères(Iles d'Or)という3つの島のうちの一つである、Ile du Levantにヨットは接近中。

 風が以外に強く、なかなか接近できなかったが、どうにか錨を下ろすことができた。


 さて、Ile du Levantといえば、私にとっては思い出の島。夫と知り合った1998年の夏のバカンスに訪れたのが、ここだったのだ。今回のコルシカ旅行中も、帰りに6年ぶりにIle du Levantへ立ち寄れたらいいねえ、等と夫と話していたほど。そうしたら、船長Eが気を使ってここに停泊してくれたのだ。メルシーっ。

 今、Ile du Levantにはかなりのパリジャン・パリジェンヌの友人らがバカンスを過ごしている。なので、ヨットからさっそく彼らに携帯で連絡をとって、島内の中心部のカフェであうアポ取り。

 6年前の夏は、この島でダイビングをして楽しんだ。フランス語もほとんどわからないまま、それでもかなり楽しい思いをしたと記憶している。

 そして、なんとかフランス語がこなせるようになってきた現在、再びこの島を訪れ、昔はコミュニケーション不可能だった店の主人だの、顔見知りなどと挨拶や世間話ができる、ちょっとした達成感は、かなかな快感。

 船を下り、島の中心部まではかなりの登り。わしらはかつて知った道なので疲れなかったが、この島がはじめてのE&M家族は、ちょっと登りに苦しんでいた。特に、3週間も船で生活しているEは、身体に船の揺れが残っているらしく、歩き方が妙で笑える。

 ようやく島の中心部に到着すると、CAとCOの熟女パリジェンヌが私たちの姿を見つけて走り寄ってきてくれる。

 この島は、完全ヌーディスト地帯と、ちょっとだけ秘部をかくして歩く地帯の2部に別れている。で、中心部などは、ヌーディストではなくトップレス地帯ゆえ、走りよってくるCAとCOのオッパイがブルンブルンと揺れている。

 奇遇なことに、船長EとCOも顔見知り。オッパイ丸出しのままCOがEに“あーら、あなたにここで会えるとは思わなかったので、私とっても嬉しいわーーーーっ”と熱烈な抱擁。

 その脇で、Eの彼女Mのこめかみに筋が一瞬たったように思われるのは、気のせいか?!?!?!。

 さて、E&Mの娘たち(12歳と9歳)は、非常に微妙なお年頃。ヨットを降りた地点で、ヌーディストオヤジたちのフルチン姿を見て、激しく拒絶反応を示す。そして、中心地に上がってきても、フルチンまでとはいわずとも、見えそうで見えないような際どいオヤジがウロウロしているのに加えて、女性陣もオッパイもろだしでユサユサさせているので、完全に気分を害している。

 特に12歳の長女のほうは、もうすぐ初潮がはじまる頃。自分の身体の変調を受け入れきれてないゆえ、こういった女性性を直視することがあまり好きではないようだ。

 それに対して父でもある船長Eは、できればここでわしらと一緒にブラブラしたいのだが、娘達の拒絶反応も無視できず、中心地を降り船に戻り休息することになった。

 Eも徹夜の航海で疲れているので、今晩はここで停泊するとのこと。なので、遠慮なく私たちは、この島の知人・友人らを訪れて歩くことにした。

 そして、さっそくこの島に夏の間だけ住んでいる日仏カップルR&Cのところへアポなし訪問。6年前にこの家に宿泊させてもらっていた時は、Rはまだ独り身だった。とはいえ、それなりのハーレムを築いていたのだが(笑)。

 その1年半後、RはCと出会い、今は昔からは想像できないほどかなり落ち着いた生活を送っているのが、妙におかしい。

 玄関に私たちの姿を見つけた、素っ裸のR&Cが、手厚い歓迎をしてくれる。嬉しいものだ。そして、彼らの家の隣人宅へそのまま遊びに行って、アペリティフ。パスティスがうまい。

 6年前は、アペリティフの時間、フランス語の会話についていけず、つい調子にのって酒をクイクイと、注がれるまま“わんこソバ”のように飲んでしまい、途中で寝てしまうことが多かった。そのおかげでみなに“ゼロはよく寝るから大きくなった”と、訳のわからぬことを言われたのが懐かしい。

 アペロの後は、近所のホテルへ。ここにも知人・友人が集っているので、一緒にランチ。この島全体が物価が高いので、ホテル暮らしをしている人たちの年齢は決して若くない。20代ぐらいだと、かなり金銭的にかなり苦しいと思われる。

 ホテル併設のプールでは、真っ裸の男女がイチャイチャしながら泳いでる。それを眺めながらのランチ。ちなみに私はここのメンバーの中では、かなり若いほう・・・・(汗)。

 たらふく飲んで、食ったあとは、R&Cの家で昼寝をさせてもらう。船とは違って揺れないベッド、なかなか気持ちいいものだ。


 そして、結局R&Cの好意に甘えて、彼らの家に一泊させてもらうことになった。晩御飯は、C嬢お手製の麻婆豆腐。うまかったーーーーーーーっ。

 R&Cらの友人もまざり、食後はえんえんと宴が続いた。そして、突然Rが日本のCDをかけ始める。なんと中島みゆきとテレサ・テン。爆笑してしまった。

 みんな真っ裸で、テレサ・テン・・・・・・・。


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