ゼロの視点
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朝食を終えるか終えない頃、雨が降り出した。コルシカなのにィーーーーっと駄々をこねたい気分だったが、わしらもちょっと疲れ気味だったので、休息日とした。
道中あちこちで買い集めてきた絵葉書を、ホテルの部屋にて書く。夫はフランス語、私は日本語で、ひたすら書き続ける。
ホテルの部屋から中庭への回廊は、自分たちの部屋の延長として使えるようになっている。なので、そこにテーブルを出して、チビチビとアペリティフを楽しみながらの絵葉書書き。
回廊を忙しく行き来する、ホテルの清掃係りのマリーとも昨晩からすっかりお友達気分で、色々と話す。
昨晩、マリーに“この近くにプラージュ・ナチュリスト(つまりはヌーディストビーチ)はないか?”と尋ねていた私たち。昨晩の時点では彼女は知らなかったらしいが、ちゃんと本日は調べておいてくれたらしく、ホテルからクルマで10分のところ、そういったビーチがあることを教えてくれた。ありがたや、ありがたや。
私たちは、ヌーディストビーチが大好なのだ。一度はまると癖になる快感とでもいおうか・・・・。フランス各地のヌーディストビーチは訪れた私たちであるが、まだコルシカでは未経験なので、是非とも訪れたいもの。
しかし、ここからクルマで10分のところにあるといっても、今はあいにくの雷雨。マリーによると、コルシカのどこかでは落雷にて火事にもなっているらしいとのこと。ああ、見に行きたいと思ってしまう、自分のヤジウマ根性をちょっとだけ恥じる。
いずれにせよ、フランス全土が悪天候らしいから、しょうがない。
絵葉書をたくさん書いた後は、昼寝・・・・・、目覚めた時は午後6時だった(汗)。
空を見ると、すっかり晴れていたので、急いで外出。メイドのマリーが教えてくれたヌーディストビーチに行ってみたものの、裸なのは♂1人だけ。あとは水着を来た♂と、トップレスの♀だけ。
たったの3人かよーーーーーーーーーーーーーっ、とわしらは慄いてみるものの、夫はすかさず真っ裸になって、またまた海へ突進。私も裸になりたい衝動に駆られたが、ほかの♀がトップレスなだけなら、ここはもったいぶって自分もトップレスだけに留まりたいので、控えめにしておいた。
だいたい、ヌーディストビーチというのは、その近くに覗き見する輩が潜んでいるもの。そんな輩がいるからこそ、面白いのだが、ここまで人数が少ない限り、私1人で“そんな輩”を楽しませてあげたいとは思わない(笑)。
しかし、先ほどまでの雷雨の影響か、本日は非常に波が高いし強い。波打ち際で行水なんて悠長にしてられないほど、波に打たれる・・・・・、といった状況。が、これがまた楽しかったりする。
波にもみくちゃにされる快感とでもいおうか・・・・?!?!?!。
さんざん波に揉まれた後は、今度はPianaという絶景のリアス式海岸へクルマで向かう。ここでのサンセットはさぞかし素晴らしかろうと思って行ってみたら、本当に圧巻だった。
あちこちにクルマを止めて、サンセットに見入る観光客の姿。中には、サンセットを拝みながら、高いレストランを避けて、サンドイッチなどを持参できている人もたくさん。
その後、Pianaの町へ向かい、ブラブラと散歩したあと、食い気に負けてレストランに突入。でも、ここでちょっとだけ節約したかったわしらは、ワインは注文せず、食事だけして、ホテルに戻ってから晩酌。
ううっ、せこい、が、こういった楽しい貧乏生活は癖になる(笑)。
就寝前に、再びPortoの港へ出かけていき、しばし瞑想。潮騒の音というのは、なんと気持ちいいものか・・・・・。
さて、わしらは明日、どこに向かうのだろうか?、と予定は未定のまま、ほろ酔い気分のまま就寝。
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