ゼロの視点
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2004年07月11日(日) 少女3人

 昨年の10月からはじめたレイキ。9日の金曜日からノルマンディにある、わしらのレイキマスターの別荘にて、わしら自身がレイキマスターになるための最終スタージュが行われた。

 色々と学ぶことがあるので、本当のレイキマスターになるにはまだまだ時間がかかるが、なかなか充実した週末だった。

 さて、このスタージュには、パリから同行したP&O夫妻とその娘S(7歳)、そして、別荘に遊びに来ていたわしらのレイキマスターMの娘E(35歳)とその彼(32歳)とEの娘達(V6歳とC3歳)がいた。

 最初のうち、一人っ子のSは、V&C姉妹と距離をとっていたが、自然に仲良くなりだす。そして、Sと長女のVは年齢も近いことから、あっという間に意気投合。そして、残されるは3歳のC・・・・・。

 一生懸命、年上の2人の気をひこうとするC。が、ことごとく年上の2人に無視されるか、いじめられるのが宿命。

 年上2人がカケッコをする。当然Cのかけっこの速さでは追いつかない。で、途中でCは走るのをやめる。Cは、年上2人が振り向いてくれるのを期待する。が、そんなCの期待を裏切るように、年上2人は走り続ける。取り残されるCは、しばし呆然。

 が、呆然としていても人生は進まない・・・・、と悟ったかのように、再び年上2人に追いつこうと走り出すC。

 ああ、これが下に生まれてきた人間の宿命なのか?、と、しばし激しい好奇心をもって観察。実に面白い。

 思えば、私もよく親戚の家に遊びに行って、上の従妹たちになんとか追いつこうとしたことがあったのを思い出す。長女タイプが遊びの指揮をとる。そして、それについていく。が、ついていけないことも多々ある。ハブにされることもある、って感じだ。

 が、私はもともと一人っ子ゆえ、ハブにされたようにされても、意外にうろたえないゆえ、そこでまた問題が生じたりして(笑)。

 3人の少女が繰り広げる世界をみているうちに、夫に“あんたも小さい頃、自分の弟をこうやって扱っていたんでしょう?!?!”と聞かずにはいられなくなった。

 すると、嬉しそうに“当たり前じゃん”と答える夫。Sの父Pも長男で、3歳したの弟がいる身ゆえ、今、この3人の少女達の世界で何が起こっているか、ありありとわかるという。

 何度も何度も、年上2人に追い出されるようにして、居場所がなくなったCが大人の世界に助けを求めにやってくる。

“みんなが仲間に入れてくれない”
“みんながいじわる”

等と、顔をグチャグチャにして泣いて走ってくる(笑)。そして、しこたま母に抱っこされて慰められると、また、年上の仲間になんとか割り込もうと出陣していくC。

 こんなことをしていれば、将来的に下が強くなるのも頷けると、つくづく思った。

 逆に、ボスのように仲間を仕切っている長男・長女タイプが、実は意外に大人になると弱くなっていくのではないか?、と思わざるを得ない。というのも、仕切れる場所がないと、どうやってがんばって仲間に入れてーーーーっ、とアプローチができないのではないか?、と思うからだ。

 ま、長男・長女タイプでも色々いるだろうが、とりあえず私の知る長女=姑や、長男=夫などを見ていると、こう考えてしまいがちだ。

 自分がボスになれないような立場には、非常に弱い彼らたち。一番したの立場から、新しい世界に入っていくことを極力さけるようなキライがある。もし、そんな時、誰かが彼らを持ち上げてあげれば、あっという間にリラックスする彼ら。が、それがないと、すねたりするから面倒くさいことがある。

 上でないと我慢がならない性質。不思議だ(笑)。なんで、こんなに不器用なんだろうか、彼らは?!?!?!。

 お兄ちゃん、お姉ちゃんなんか必要ないよ・・・・、なんて態度をとられるととたんにむくれるタイプの長男長女。必要とされたい、で、色々な世話をする、が、仮にしたの人間に“そんなことまで頼んでねーよ”とか言われると、やっぱりむくれてしまうタイプの長男長女。

 こんな時、このタイプの長男長女が期待している言葉は、“お兄ちゃん、もしくはお姉ちゃんのおかげで云々”というもの。また、このおかげで、自分が下の人間よりも上であることが確認できるわけで、何よりも嬉しい、というわけだ。

 姑に関して言えば、自分を必要とされてないと感じられる状況になればなるほど困ったチャンになるのは明白。むくれ度合いは信じられないほど、だ。それに比べ、姑の妹の不満の出し方は、姑のソレとは全然違う。どっちがいいのかは知らないが、この違いこそが私を楽しませる。

 逆に、長女でも末っ子でもない、中間子である自分の母になると、もっとわからなくなる。アル意味私にとっては宇宙人のようでもある。

 そんなわけで、週末は、この少女3人の挙動・言動で、大人たちが自分たちの子供時代を思い出し、色々な議論に花が咲いた。


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