ゼロの視点
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2004年07月01日(木) 家政婦

どうやら、とうとう母のクーリングオフの件、一件落着したそうだ・・・・。ふうっ。

 消費者生活支援センターのK嬢からも、母に電話があったそうで、“すべて手続きは終わりました、もう何も心配しなくて大丈夫です”とのことだった。ということで、これから母は、助けてくれたご近所さんにお礼周りをしに行くとのことだった。

 ま、もし、母の言ったことが本当ならば・・・だが(汗)。


 どこまで、この件で母が懲りたか?、というのが一目でわかる機械でも欲しいものだ。

 

 さて、私の不在中に、クチこみの評判で家政婦Mを雇い出した夫。そして、本日、またその家政婦Mに来てもらった。私も帰国後バタバタして心労が重なってたので、こうして家事全部をやってもらうと非常に助かる。

 でも、時給制なので、ケチな私はちゃんと家政婦Mが働く内容と、時間をチェックしてしまうので、その間に両手離しで昼寝とかはできない。ああ、貧乏性(汗)。

 家政婦Mはルーマニア人。甲斐性なしで酒を飲んでは暴力をふるう夫から逃れ、7年前にフランスにやってきて、ウルトラ家政婦として稼いでいる。もちろん彼女はノービザ。つまり闇で働いているので、わしらの支払いはいつもキャッシュとなる。

 彼女の2人の子供は、ルーマニアに残し、3ヶ月に一度はフランスを離れるという生活を続けているとのことだ。ルーマニアに戻る際には、色々な闇のルートがあって、そのバスに乗ると簡単に国に戻れるらしい。

 彼女曰く、ルーマニアは国をあげて外国に稼ぎに行くことを奨励しているらしく、ビザがあろうとなかろうと、自国に帰る際、国境で係員に100ユーロ払えば、簡単に入国させてもらえるとのこと。

 私がフランスに住んで、7年目。そして家政婦Mは8年目になるのだが、生活が本当に違うのだ・・・・、と実感。フランス語文法では、自動詞の複合過去を頻繁に間違えながらも、それなりに堪能に話す彼女。生きるために彼女が獲得したのだな・・・、とこれまた実感。

 家政婦Mが私に質問してくる。

M「フランスと日本を往復するのに飛行機で何時間?」

私「直行便で約11時間だよ」

M「ひえーーーーーーっ」

私「・・・・・」

 なんと反応していいのかわからないが、とにかく彼女にとって飛行機に11時間も乗るなんて、信じられないのだそうだ(笑)。それほど、彼女にとっては遠い国なのだろう、日本がっ!!。

 私としたら、飛行機なんて乗ってしまえばたいして時間は気にならない。が、成田・実家間のほうがよっぽと不便だっ、と訴えたいのだが、これを家政婦Mに言っても仕方がない(汗)。

 それにしても、よく働く家政婦M。以前、引越し時にアフリカ系家政婦を雇ったことがあったのだが、彼女は、適当に慣れてくると、ダラダラ働き出し、時間を稼ごうとする態度がみえみえだったので、働かすだけ働かせて、最後に自給を値切って、首を切ったことがあった。

 それに比べると、信じられない仕事の質。時間内にフルに働く彼女を見ていると、また頼みたくなる。が、あんまり頼むと金がなくなる(泣笑)。これからは、人を招いた後の後片付けなどがある時に、頼もうと思った。あとは、忙しくてアイロンがけなどができない場合なども、頼もう。

 それくらい、アイロンかけが大嫌いなゼロでした。


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