ゼロの視点
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2004年06月29日(火) ガス欠

 本日も早朝から、日本とのコンタクトに明け暮れる。もちろん、母のやらかした契約・屋根の修理60万円のクーリングオフの件だ。

 私としては、どうしてもこの作業を周囲の援助をうけてさへ、母に遂行させたい。じゃないと、どのくらいクーリングオフが面倒くさいことか、その上、訪問点検詐欺の悪質さなどを、母に実感してもらいたいのだ。

 まだ、今の母だと実感することは充分に可能。だから、こそ、である。ここですんなりとクーリングオフができても、彼女にとって勉強にならない。また、援助に背を向けるばかりじゃなくて、自ら素直に“お願いします”と周囲の人に頼めるようにもなってほしいからだ。

 こんな性格が彼女の孤独に拍車をかけていることは火を見るより明らか。人の世話をするのは大好きという彼女も、たまには世話をされる側になりきるのも悪くはない。また、そこで世話されるようになったと思い、自己嫌悪になるのではなく、他者に感謝できるようになるべきだ、と娘の私は考える。

 本当に、信じられないほど素晴らしい人たちが母の周りにいる。その人たちは、母が頼んでくるのを待っていてくれる。どうして、それができないのか、バカ母よ。ネットワークを生かして、それをまた今後の交流に活かしていけば、もっともっと充実した生活になるはずなのに・・・・。


 さて、消費生活支援センターのK嬢曰く、母が契約した業者は、やっぱり悪徳業者として有名だった。名前を言うと、すぐK嬢が“またあそこね”というほど。

 それにしても、私のフランス帰国を待ってたかのような、悪徳業者の襲撃。本当に腹が立つ。どこかで、私のスケジュールを知ってたのか?、と思うほど巧妙だ。

 こんなことで一日の大半を過ごしてしまったので、帰国疲れ&クーリングオフ手続き疲れで、ガス欠寸前。が、今晩は、8人ほど招いているので、急いでディナーの準備。

 20時過ぎから、招待客がやってきて、アペリティフ、前菜、メインまでは、なんとかホステスとして踏ん張ったが、デザートの時間に、ふと席を立った瞬間、無意識のうちにどうやら寝室へむかったらしい私。もう、ここからの記憶はない(笑)。

 靴を履いたままベッドに倒れこんだ私は、その後それを発見した夫が揺り動かそうがなにをしようが、ピクっとも動かなかったそうだ。翌朝、起きた時には昨晩の宴の後がサロンに残っていただけだった。

 幸いなことに、招待客たちは私の状況を理解してくれたようで、よかった、よかった。寝たもの勝ち、ということですな。


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