ゼロの視点
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2004年06月15日(火) 相違

 自分と母の違いとつくづく感じる今日この頃・・・・。こんなに違ってるのか・・・・と、眩暈すら感じるゼロでござる。


(1)妻としての姿勢について

母→夫に徹底的に世話して、尽くせ。
私→夫に尽くしすぎることでいいことはないので、放置プレイ、そして最後の最後に本当に援助が必要なら、ヘルプする。

(2)仕事について

母→同じルートを出勤に使う。一番早く乗り換えられるドアなどに執着し、毎日定時に出勤することには苦を感じない。

私→定時出勤ができない・・・(涙)。そのかわり、取材だのなんだのと毎回場所・時間・相手が変化する状況にはすんなり対応できる。

(3)料理について

母→基本的にあまり好きではない。夫のため、子供のためという目的があってはじめて毎日料理したくなるタイプ。

私→夫がいない昼でも、自分が食べたいモノを思い浮かべると一人でこった料理でもなんでもして、食べようとする。一人っ子特有の一人遊びの世界ともいえる。

(4)一日のスケジュールについて

母→スケジュールが詰まれば詰まるほど、嬉しい。雑事に追われてはじめて生きていると思えるのだろうか?!?!?!。

私→スケジュールが詰まれば詰まるほど鬱。ドタキャン病が始まって、必ず一日中ボーッと出来る時間を探す。

(5)社交について

母→表面的に、適当につきあうのはうまい。一人でツアーなどに参加してもその場で楽しくやってくるが、それ以上関係を深めようとはしない。

私→色々な人に出会うのが好きなのと同時に、それぞれの特性を知ったうえで深く付き合っていくの好き。

(6)子供について

母→子供を作ってはじめて人生がわかる。
私→子供がいない人生でもいい。

(7)財テクについて

母→かなり凄い(今はやばくなってきているが)
私→ケチだけれど、下手・・・・(汗)。

(8)家具などについて

母→色々なものに、埃よけとしてカバーをかけるのが好き。
私→カバー類全般が大嫌い。

(9)読書について

母→外国文学好き。とはいえ、主に小説類。バルザック、スタンダール、ロマン・ロラン、ヘルマン・ヘッセなど。

私→小説よりも、思想書や哲学書のほうが好き。

(10)死に目について

母→自分の姉、自分の夫、愛犬マルチンの死に目にあう。
私→誰もなし

(11)酒について

母→自分の父が酒癖が悪かったせいで、酒飲み全般を忌み嫌う。
私→大好き。

(12)男性一般について

母→結婚したからには、旦那一本であるべき。
私→結婚しようがなかろうが、まず女性として人生を全うしたい。(その点、日本よりフランスのほうが住みやすい)。

(13)自分自身についての興味について

母→ありそうでありながら、実はあまりなし。
私→それが一番。自分自身でも予期できない、意外な変化が人生だと思っている。

(14)服装について

母→私が産まれるまでは、すべての流行に合わせ、自分自身で最先端の服を作っていたし、それを着こなしていたが、母になった途端、おばさんファッションに変化。極力露出を控えるのは当たり前。

私→裁縫は苦手。が、自分が好きなファッション(それが流行だろうがなかろうが)を追求するのが好き。露出大好き(←夫も応援っ)。

(15)髪型について

母→人妻になったらのなら、ショートにすべき。つまりはあまり女性性を追及しないこと。

私→人妻云々は関係ない、ということで相変わらずロングヘアー。

(16)離婚の可能性について

母→考えられない。(終身雇用制時代の人間ともいえる)。
私→人間なのだから、心変わりは否定できない。(終身雇用制時代の崩壊をはじめ、絶対などというシステムが存在しないことを当たり前に感じた人間だからこそともいえる)。

(17)人生のモットーについて

母→〜すべき。
私→〜したい。

(18)対人関係について

母→大きなお世話。
私→皆様のおかげです。

(19)雨戸やカーテンについて

母→誰が覗くかわからないしからカーテンは閉めろ。夜は、誰がどお思うかわからないし、入ってくるかわからないので、時間になったら早めに雨戸をしめろ。

私→どーでもいいし、カーテンや雨戸がなくても死なないと、考える。実際にパリの自宅では、巨大な窓に対して、今まで数えるほどしかカーテンを利用してないし、アパルトマン自体に雨戸なんかないっ。

(20)浮気について

母→既婚者たるもの、絶対にありえん。
私→性別関係なく、そういった誘惑を完全否定した人生は考えられない。

(21)死全般について

母→怖い。(わしの姑も同じ)。
私→父親譲りの、まずは死体写真肯定派。人生において避けられるもの。

(22)食事の準備について

母→習慣的に、自分が腹が減っていようが否かにも関わらず、時間がくると準備しないではいられない。

私→私が腹減った、乃至は夫の自己申告による“腹減った”により、準備開始。

(23)妻という存在について

母→気がつき、気をまわし、相手を読むことに翻弄してナンボ。相手にあえて言われるようだと、かわいそうだし、自分の役目としても不満足。

私→たとえ相手の感情が手に取るようにわかっても、自己申告まで自分が動くのを待つ。で、夫があえて言いにくい表現を言わせる。察するということを相手にむやみに期待するのは、甘えだと基本的に考える。

(24)夫の仕事でのつきあいに関するサポートについて

母→夫が自分の仕事場の応接室ですべて、仕事上のつきあいを処理していたので、自宅に仕事関係者を招くことが皆無。

私→どこでどう夫の関係が広がるかわからないので、ちょっとでも可能性が臭ったら、夫のサポート、つまりは自分の生活のサポート(笑)。エンターティナーに徹する。本日まで、かなりの成功率を誇る。

(25)夫の出勤に対する身支度について

母→寝る前に、夫が翌日起きたら何も考えなくていいようにすべて準備。ワイシャツ、靴下、靴、そしてカバンの中身まで・・・。

私→・・・・・・・、まったく、逆。自分で最低限のことはしろ・・・・(汗)。もし、靴磨いて欲しかったら、前日のうちに自己申告しろっ、というだらしない立場。

(26)夫婦のコミュニケーションについて

母→女性性、つまりは彼女の世代の妻兼母のような立場が基本。(我が姑殿も同じ)。

私→夫が気分がいい時は、たいてい彼の夫婦関係が限りなく同性愛のような感じになっている・・・・。

(27)夫の家系について

母→ほとんど感知せず。自分の家系について話したがらなかった夫に、“あせてそこまで”という考えで、決して探らない。だから、現在になっても、自分の夫の過去については、自分の娘より知らない(笑)。

私→家系について話さない夫なんぞと付き合えん。ということで、現在は夫より夫の家系図を書けるようになっている(苦笑)。

(28)迷信・風習について

母→信じていないといいつつ、意味不明に怖がる傾向あり。これは彼女の母、つまりは私の祖母と同じ傾向。とはいえ、つまらぬ新興宗教などに一銭も払ったりしたことが今まで無いことが、私には救い。

私→怖がる前に、それについて徹底的に調査しろっ、という姿勢。どこまでが植えつけられたモノか否かを先に知ることが第一。お布施と称して、どこかへ金をおさめている自分が全く想像できない。

(29)庭仕事について

母→到底咲かせることが限りなく不可能な花を咲かせたり、死にかけた植物を復活させることが得意。

私→死にかけた植物は、そのまま死んでしまうし、第一庭付きの家になんか住みたくない。ということで、都心のアパルトマン暮らし・・・。

(30)35歳

母→私を出産。母になる。
私→今度の6月23日に37歳・・・・・・・・・・・・・・・。


 違いをあげていったら、きりがないので30項目でやめておく。が、類似点もあったりするから怖い・・・。


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