ゼロの視点
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2004年05月07日(金) 庭仕事

 昨日から、なぜだか庭仕事に励んでいる私達。

 実は、毎年春になると、姑が専属の庭師を連れて数日La Bauleの別荘に泊り込みで庭の手入れをしていたのだが、その庭師が癌で倒れてしまったため、今年は私達がやることになった。

 私も夫も、樹木をみれば、“あ、木だ”“花だ”というくらいで、その種類などには非常に疎い。言い換えれば、ほとんど庭仕事というものに興味を示したことがなかったし、そんなことは誰かがやるものだ・・・、と思ってこの数十年を当たり前のように過ごしてきた人間。

 ゆえに、庭仕事に取り掛かるまでが大変だった。だって、やりたくないんだから・・・・。まるで締め切り日寸前までモノが書けないかのうような行動をとっていたわしらだったが、とうとう尻に火がついたので、昨日の夕方から庭仕事に取り掛かった。

 すると、意外に面白い(笑)。私は一心不乱に草むしり。夫はなにやらなれない手つきでシャベルなどを持ち出し、樹木の植え替えやら、屋根のうえにたまった枯れ葉などを、同じように一心不乱で掻き落としている。

 しかし、かなり広い庭なので、草をむしっても、むしっても、全然減った気がしない・・・(涙)。ゆえに、もっとムキになって、むしらざるをえない。こんなことをやりながら、今は病に倒れてしまった庭師のことを思う・・・。凄い仕事してたんだな、彼・・・、と。

 草をむしり、樹木を植え替え、土を綺麗にならし・・・・、我ながらよく働いたように思えて、満足。

 午後8時まで働いて、家を閉め、レンヌの姑宅へ向かった。途中、あちこち寄り道して帰ったので、姑のところへ到着したのは午前0時前。待ちくたびれた姑がイライラしていたのは火を見るより明らか。

 到着するなり、いかに心配したかなどをヒステリックに言い出した姑の言葉にうんざりした夫がすかさず怒鳴りかえし、あっという間に喧嘩突入。今回は、そんな親子には巻き込まれずに、さっさと冷蔵庫を開けて、食べたいものだけを自分ひとりで口に頬張っていたゼロでした。

 


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