ゼロの視点
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2004年05月01日(土) 一族集合

 昨日の夜にパリを発ち、レンヌの姑宅で一泊したあと、 Mayenne地方のDAONという小さな街で開催される、夫の父方家族の集まりに出席。正確には、夫の父方の祖父の子孫が集合した。

 夫の父方の家族は、カトリック、子だくさん(要するに中絶なんてもってのほか)という、まるでアイルランド人みたいなところがある。夫の祖父には4人の子供がおり、その3番目の子供が夫の父H。Hには2人の子供だが、それ以外の3人の兄弟には、4人、5人、6人とそれぞれ子供がおり、またその子供達が、さんさか子孫を増やし、今回の集会では、90人弱が集合。これでも、欠席者がいるから驚きだ(笑)。

 世代もかなりバラバラなので、老若男女が入り乱れる。夫世代の従弟達には、みんな子供がいて、その子供達がまた子供を産み、その子供も子供を産み、まるでネズミのように繁殖。ゆえに、夫の年上の従弟達には、すでに“おじいちゃん”や“おばあちゃん”になっているものもたくさんいる。

 わけがわからなくなりそうだったが、そんな人のために、有志が系図&年表を作っておいてくれたおかげで、なんとか把握できた。

 夫の父方家族の集合ゆえ、今回は、ばばあこと我が姑殿も、パワーダウン(笑)。めでたし、めでたし。

 夫の父の姉は、アイルランド人と結婚。その子供達が、ブルターニュ地方の昔の歌を歌い場を盛り上げる。この子供達は、実際、ブルターニュ民族歌謡のコンサートなども開催している。

 が、弁護士だの、医者だのが多い家系。彼らの裏で、“あそこのウチは、ちょっと栄えてない”だのの、お決まりの陰口もミミに飛び込んでくる。ああ、泣き笑い。歌手くずれなど、成功のうちには勘定はされない、というわけですな・・・。

 それにしても、10歳前後の子供達がどのくらいいただろうか?!?!?!。彼らは、物凄いパワーで会場を走り回っていた。朝から晩まで、といっても過言ではない。スゴイ。ここは幼稚園か?、と思ったほど。

 夫の顔は、父型系。だが、眼球はかなり姑に似ている。なので、遠くから見ると、見事に彼の従弟達との共通点を発見できるのだが、近くによると、ああ、夫の目の中に姑の姿が見え隠れする・・・、ってな感じで、またまた泣き笑い。

 会場にいる各人と、10分ずつ喋っても、かなりの時間を消化する。途中で、突然、疲れが出たので会場からトンずらして、クルマの中で30分ほどマンガを読んで休憩。会場内では、私の捜索命令が出ていたようだが。

 読んでいたマンガは、先日S嬢が貸してくれた今市子作の『百鬼夜行抄』。妖怪だの、霊だのが出てくる不思議絵巻。これがまた面白く、ついつい読み耽ってしまった。

 そしてまた復帰。結局昼の12時から始まった集会は、午前0時過ぎまで続いた。飲んで、話して、歌って・・・・。日が暮れてから、断然元気になってきた私は、義理家族との集いを楽しんだ。

 それにしても、どうして日が暮れると元気になるのだろうか、私?。一番キツイのは、夕暮れ時、いわゆるガス欠だ。この時に一瞬休めるか否かで、その後の態度が変わってくる。さすがに、夫はこんな私の性格を知っているゆえ、一瞬行方不明になったときは、あえて探さないでいてくれたらしい(笑)。


 幸い、夫の弟家族が、姑を彼女の家までクルマで輸送してくれるというので、ここで姑とはおさらば。わしらは、DAONの木賃宿にこの晩は宿泊。明日からは、ばば抜きで、別荘のあるLa Bauleでのバカンスだ。
 


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