ゼロの視点
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2004年04月20日(火) ばばあ・調査

 Googleの仏語バージョンでの検索結果。常に、姑という語彙と、もうひとつの語彙をセットで検索てみたら、以下の通りだった。


(1)"belle-mère(姑)"と"manipulatrice(人を操る人)"の2語にて、105件。

(2)"belle-mère(姑)"と"problème(問題)"の2語にて、17.500件。

(3)"belle-mère(姑)"と"belle-fille(嫁)"の2語にて、5620件。

(4)"belle-mère(姑)"と"enfer(地獄)"の2語にて、4500件。

(5)"belle-mère(姑)"と"possessive(独占欲の強い)"の2語にて、246件。

(6)"belle-mère(姑)"と"jalousie(嫉妬)"の2語にて、3.530件。

(7)"belle-mère(姑)"と"autoritaire(専制的な)"の2語にて、528件。

(8)"belle-mère(姑)"と"envahissante(しゃしゃりでる、はびこる)"の2語にて、334件。

(9)"belle-mère(姑)"と"dominatrice(威張った、横暴な)"の2語にて、5.470件。

(10)"belle-mère(姑)"と"babaa(ばばあ)"の2語にて、ヒットなし。




 嫁が姑とのことを訴えてる掲示板をたくさん発見してしまった。“たすけてクレーーーー”とか、“もう耐えられんっ”“視界から消えてくれ”等、ま、万国共通の悩みのようで(笑)。

 子供のいる夫婦と姑の関係になると、もっと大変な家庭がたくさんあり。文字通り、フランス女同士で、夫の取り合いをやりあったり、その間で、のらりくらりと優柔不断で、責任逃れの夫が存在してたり、知らない間に合鍵を作り、留守の間に勝手に入ってくる姑とか、掲示板にはたくさんのばばあとの死闘が語られていた。

 で、面白かったのは、息子夫婦への貴重な忠告として、“どんなに優しそうな姑にも、あなた達の家の鍵だけは渡さないように”ということ。うちは、この問題はないが、友人に、姑から“鍵を渡せっ”と迫られていた人間がいるので、なーるほど、と思った。

 また別のアドヴァイスとして、なんでもかんでも、ま、しょうがないか・・・、と言う感じで姑の要望(時に横暴ともいう)を簡単に許さないこと、というのも笑えた。そうじゃないと、“知らぬまに、あなたの周りに姑がいつもいるような感覚になってしまい、おかしくなります”と書いてあり、大爆笑。

 わたしゃ、のらりくらりと適当に姑にはあわせてはいたが、向こうが私が引いている最低限の境界線を一歩でも越えようとしたら、ただちに却下してきた。そして、今回もその一貫で、予定を勝手に早めて我が家に乗り込んでこようとした姑には、一歩も家に入れなかったのだが・・・。が、上記のアドヴァイスに従えば、なんだ、よかったんじゃんっ(笑)。もっとこれから却下しようっ。

 義弟家族は、姑の家からクルマで1時間のところに広大な別荘を持っている。これを購入する時、姑は喜んで金を出した。また、義弟家族も喜んで姑の援助を受けた。

 さあて、これからが問題で・・・。別荘を改装している間、義弟家族も喜んで姑の部屋、なんてものもきちんと準備していたのに、姑曰く、“それ以後義弟家族はまったく私を招待してくれない”とのことで、この愚痴をいい続けてすでに15年。

 が、だ・・・・。もしこんなにうるさくて、文句ばかり垂れられると、いつか呼んでやろうと思ってたかもしれない義弟家族も、“ばばあ、うるせーー、消えろっ”と言う感じになり、逆効果ではなかろうかね、姑よ。

 自分が行きたいと思ったときに、相手が呼んでくれないからといって、ギャーギャー騒ぎ、相手の環境は考えず。80歳だからこうなったのではなく、夫が生まれた頃からこういう性格の姑。

 結婚したい光線をたくさん出しすぎ、相手の男性が及び腰になっていく原理と似ている(笑)。そして、なかなか相手がプロポーズしてくれないと、ヒステリーを起こし、相手の男性に捨てられる女性・・・・。

 さて、姑は先日の日曜日に私から却下され、息子にわけのわからぬ道徳をたれ、あげくにホモ呼ばわりされた息子(つまりわしの夫)がぶちきれて、夫にも却下された。そして、その挙句に、今度は義弟家族の一人一人にネチネチと電話をかけ続けたせいで、愚痴をきかされた義弟家族の休日も台無しになってまったそうだ。

 夕方、バッタリ道で出くわした義弟の顔は、憔悴していた。なんだ、わしらだけじゃないのね、と。


 ゆえに、本日は、徹底的に姑の茶番劇のシステムについてのレポートを作成した。名づけて姑対策マニュアル(笑)。これですべてが解決するなど、これっぽっちも思ってないが、とにかく、どんな言動および挙動をしはじめたら、次にどんな嫌がらせをしてくるか、などを逐一分析。

 もし次回同じことがあっても、これを読んでふと我に戻り、姑に振り回されない“自分達”を強化するためのレポートだ。これで、夫との無用な喧嘩も避けられる。

 何かあったら、“何ページの何章を読んで”、と言えばいいのだ。いちいちリピートするパワーも省くことができ一石二鳥。

 いくら元気とはいえ80歳。ということは、姑のネガティブな考えは、残念ながら、どんどんパワーアップされていくことが予想される。ゆえに、こちらも毎度毎度、これに振り回されていくと、とんでもないことになるゆえ、苦肉の策ともいえる。

 とにかく、対策も練ったし、フランス嫁らの掲示板では大爆笑したし、その後友人宅でのディナーで楽しんで、すっかり姑への怒りも飛んだ私。ゆえに、本日の日記には、“ばばあ”という文字が極端に減っていることに、今気付いた(笑)。


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