ゼロの視点
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2004年03月01日(月) もう3月・・・・

 もう3月。早すぎる・・・・。

 週末は、あっという間に過ぎ去ってしまった。

 土曜日の晩は、とある夫婦と我が家で食事になっていたが、妻のほうが出張先の飛行機に乗り遅れて我が家でのディナーは延期。旅行から戻ってきてまだ完全に家事シフトが再現されてない私にとっては、これは朗報。

 不思議なことに、ディナー延期を決めた瞬間、4人からディナー、およびパーティーの誘いが立て続けに入る。さーーて、どれにしようかな?!?!。とりあえず、一番美味しそうなディナーにありつけそうな人に即座に返事。

 久々の友人Gの家へ行くことにした。彼はなんちゃって精神科医。たしかに彼の専門ではいい仕事してるとはいえ、私生活はかなりハチャメチャ。2年ほど前に別れた女性のことが忘れられず、いつも鬱状態だった彼だが、本日は違ったっ!!。というのも、数ヶ月前からモーションをかけていた、ウルトラセクシー&彼にとってはとびきり若い、モロッコ人の彼女をとうとうゲットしたからだ。

 Gは57歳で、この新しい彼女Aは32歳。下着が見えそうなほどのミニスカートをまとい、Gの妻のようにディナーのホステスとしてキビキビと働いている。そんな彼女の横で、でれでれ顔のG。

 あまりにもセクシーな彼女なので、はじめわしら夫婦はGの彼女だとも気付かなかったほど。たまたまディナーの席にいた30代の長身ドイツ人の男性と彼女がカップルだと信じて疑わなかった。思わず、このドイツ人に、“なかなか魅力的な彼女ですねえ”と、わしら夫婦が期せずして、発言を同時にしてしまって、Gがムッとしている・・・・。

 すまんGよ。でも、まさかGがそこまで“いい女”をゲットできるとは考えてもみなかったのだよ・・・・。

 Gの彼女が腕を振るったというモロッコ家庭料理は、実に美味しかった。やっぱり、一番美味しそうなメシが食べられるところ、という選択肢で今晩のディナー先を選んでよかった(笑)。

 さて、前述のドイツ人男性は、結婚して3年目で現在バルセロナ在住。妻はコロンビア人。彼曰く、妻があまりにもラテン系ゆえ、3週間も一緒にいると疲れてしまい、こうやって仕事でバルセロナを離れる機会をエンジョイしているとのこと。とはいえ、彼なりに妻を愛しているらしく、いつも彼の手元にあるパソコンには、妻の写真が山ほど登録されているから笑える。

 彼の妻が、彼の前でストリップをはじめる写真などをわしらに見せながら、
“ぼくの妻はあまりにも露出狂で参っている”と嬉しそうに、ドイツ語訛りのフランス語で解説。



 日曜日の晩は、マレ地区の小さなピアノバーで、友人Sとその仲間がジャズコンサートをやるというので、久しぶりに足を運ぶ。

 数時間前にレンヌからパリに到着した夫の父方の従弟・弁護士Dも同行。Dは、以前あったブルターニュのテロリストが仕掛けた爆弾で亡くなってしまった少女の弁護のため、3月一杯パリに滞在する。

 Dは、学生の頃マレ地区に長いこと滞在していた。が、婚約が決まった途端、未来の妻がどんどんと将来の青写真を変えていき、“パリに住むなんて馬鹿”“子沢山の幸せな家庭をブルターニュで”と洗脳されて、そのままブルターニュへ戻ってしまい、妻の予言どおり、現在は5児の父。

 夫より若いDだが、さすがに彼の職業&家庭の責任感の違いか・・・?、Dのほうが夫より、はるかに大人に見えるのが妙に笑える。

 久しぶりのマレっ、と喜んでいたはずのDだが、あすがに明日からはじまる公判の緊張か、いまひとつリラックスできない様子だった。

 さて、友人Sとその仲間の演奏は、予想以上によかった。こりゃ、スゴイぞ、などと思っていたのだが、あとで聞いた話によると、ライブ席にたまたま某有名ラジオ局のディレクターがおり、この人物が彼らの演奏をたいそう気に入り、その場でスカウトされたとのこと。

 友人Sは、非常に興奮していた。



 今、ふと思ったが、フランスに住み始めて以来、数え切れないほどの弁護士、精神科医と会ったような気がするが・・・・。ちなみに、日本ではこれほどの頻度ではなかったような・・・・・。


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