ゼロの視点
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2004年02月18日(水) トルコ旅行パート3

 朝4時半起床で、その一時間後に出発。つ、つ、つ、辛すぎる・・・・。

 噂には聞いていたが、やっぱり早起き連続攻撃に、私は耐えられるのか?!??!。インターネットの普及のおかげで、私はたくさんの日本人の方々が作成した、トルコ旅行についてのサイトを読み漁ることができた。非常に詳しい解説つきで、似たようなコースの概略もだいたい、こっちに来る前に知ることができたのも、これらのサイトのおかげである。

 サイトで、多くの日本人が、長時間のバスに疲れきったようなことを書いていたが、私もそうなるんだろうか?!?!?!、等と思っていた次第。

 そして、私たちのバスは小雨の降る中、出発した。周りはまだ真っ暗。朝食を制限時間内に食べきれなかったグループの仲間などは、あらゆる食べ物を食堂からバスに持ち込んできていた。そして、食べる時間もなく、出発ほどなく、半分以上の人々がまた深い眠りについていった。

 この日から、わしらはバスの一番後ろの席に陣取ることにした。一段高くなっていて、見晴らしがよいこと。そして、同時に色々と人間ウオッチングを楽しめるからだ。それに対して、バスの最前列の座席争奪戦は日に日に激しくなるばかり。無言のうちに、この席にこだわる人々の間で、戦いが繰り広げられている。

 一時間もバスに揺られていると、小雨がみぞれになってくる。アスファルトのもだんだんと氷に覆われ始め、それが雪に変わってくる。そして、2時間もたつと、白銀の世界。これがあまりにもキレイで、バスの中で爆睡予定だった私は、寝るに寝られない。

 道路では、積雪量が増えてきているため、ドライバーらがクルマから降りてチェーンを巻きつけ始める。そんな中、スタッドレスタイヤを履かせた我がバスは、たんたんと走りつづける。

 ヒトヤマ越えると、小さな集落・・・・の繰り返し。地元の人は、こんな雪当たり前とばかりに、薄着で歩いている。観光バスを見て、手を振る子供達もいる。洗濯物もガンガン外に干している。

 そして、トイレ休憩で、サービスエリアに20分。さぞかし中は暖かろうと、皆で飛び込むが、なんと暖房なし。これは作戦か?!?!?!。中も外も寒いので、今回ばかりは値段交渉するまでもなく、気がついたら“暖かい飲み物”をどんどん注文するフランス人たち。ということで、今回はトルコ人の勝ち。

 その後また2時間ほどバスに揺られて、ようやくアフロディシアスに到着。幸いなことに、ここは積雪がない。それにようやく晴れたようで、非常に寒いが、気持ちがいい。自然の中に広がる遺跡にしばし見とれる。

 昼食は、相変わらずのバイキング形式。なので、ついつい食べ過ぎてしまう。その後、再び膨れた腹をパスに揺さぶられながら、夕方、パムッカレに到着。写真などで、何度もみた例の石灰棚は、以前立てられたここに建設された数件のホテルが水をたくさんくみ上げてしまったおかげで、干上がってしまって、白というよりは、すこし茶色になってきてしまっていた。

 また、以前のように石灰棚に自由に入場でるわけでもなく、観光客の限られたスペースが与えられているだけ。しかし、景観は美しい。気温に対して、湯の温度は決して高くなく、日本の暑い温泉温度になれている身にとっては、こんなぬるま湯に、靴脱いで足を入れる勇気はなし。

 ところが、ほとんどの観光客は、どんどん靴を脱ぎ、石灰棚に入っていく。夫もしかり。エライ・・・・。私は、いまじゃ遺跡となった、元ホテル跡を歩いて、いろいろな角度から石灰棚の風景を眺めていた。そして、日没。観光も終わり、ホテルに向かう。

 温泉プールがあるというので、夕食をそそくさと終え、さっそく水着に着替える。が、やはり、ここもぬるま湯。さむーーーーーーーーーーーい。水も妙なにごり方をしていて、どうも清潔とは思えない。だから、思いっきり泳ぐ気にもならず、かといって、すぐ出られる温度でもなく、ただ固まって、プールの中に浸かっていた。

 その後ロビーのラウンジを見ると、なにやら盛り上がっている。たくさんのドイツ人客らが、割増金を出して、ベリーダンサーを呼び寄せた模様。ソファーはすべてドイツ人客が座り、ビール、ワインなど、たくさんさん注文して、すっかりいい気分になっている。

 金を出したのは、ドイツ人。でも、金を出さないでもベリーダンサーの踊りを見たいフランス人。そんなわけで、ロビーの隅っこで、何も注文せず、突っ立ったままコッソリ、この余興のおこぼれをもらおうとしているフランス人。
そんな姿を見ていると、恐らくドイツ軍占領下の頃の、フランス人ってのはこうだったのか?!?!?!、等と思えてニタニタ笑いが止まらない私。

 そこに、ちょっと太めのベリーダンサー登場。日本でいえば、場末スナックのチーママみたいなタイプが、赤いセクシーな衣装を纏い、腰をフリフリ。おまけに、おっぱいもブルンブルンさせる。男性観光客の視線の行方だけを、興味津々に観察する私。なかなか笑える。

 わしらも、ラウンジの隅で立ったままショーを見て、その後咽が乾いたので、近所の商店へビールを買いに行き(もちろん値段交渉あり)、部屋で一杯やったあと、早々と就寝。

 明日はまた5時起きだ・・・・・・・・・・・。


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