ゼロの視点
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2004年02月05日(木) レスリング

  午後9時に友人宅でのホームパーティーに出席。そこには、なぜかゲイのスチュワートが二人。JMはすでに定年を迎えており、もうひとりのRは現役だ。客にいいオトコがいた場合のアプローチの仕方などを根掘り葉掘り教えてもらって、大満足。

 Rは、1996年に最愛の夫を病で失って以来、ずうっとパリ郊外で一人暮らしをしていた。しかし、いい加減ひきこもって暮らしているのに嫌気が差したらしく、最近パリに大きなアパルトマンを購入して引越し。久しぶりにみる彼の顔は、以前より大分明るくなっていた。

「これで、いつでもいいオトコを家に呼んでこられるね」と言うと、彼は満面の笑みで、ウイと答えた。

 午前12時過ぎまで、このパーティーでさんざん楽しんだ挙句、その後、もうひとつのパーティーへ梯子。が、主催者のE宅へ入ると、3人しかいない。非常にしらけてしまったが、せっかく来たのだから楽しもうと、ギアチェンジ。

 友人Jは26歳。非常にかわいい女性だが、今週の土曜日にはボクシングの試合に出るため、現在トレーニングに励んでいるとのこと。そんな話に即座に反応する私たち。

 夫は、そこで柔道などの基本的なポジションを教え出し、私はそのアシスタントになって、パーティーが武道教室に早代わり。最後には3人でトレパンに着替えてしまって、延々と絨毯の上でレスリングが繰り広げられた。

 もう、ここ数年、夫から柔道を教わっている私。一度も勝ったことがないのが、猛烈にくやしい私であるが、生まれてはじめて、夫以外の相手、つまりはこの友人Jと取っ組み合いをやってみて、見事に勝利。彼女は一度も私のことをブロックできなかった。

 これを観ていたJの彼であるMが今度は夫に戦いを挑む。彼は19歳で、やはりいろいろと身体を鍛えているので手ごわいはず・・・・・、と思いきや、やっぱり夫に取り押さえられてしまった。

 へーーえ、オヤジなのに、若者を取り押さえてるぅっ・・・・、と妙にビックリ。逆に、これだから今まで一度も夫に勝てなかったのか・・・、と妙に納得。

 とにかく、柔道と太極拳をやり、相手の力を利用していくテクニックに非常に長けている夫相手に、負けつづけながらも、どこか身体に染み付いている“日本人魂=武道”の血が騒ぐのか?!?!?!。とにかく、J相手に初勝利したのは、非常に嬉しかった。

 明け方家に戻り、シャワーを浴びると、身体のあちこちが強烈に染みる。どうやら、あまりに激しくバトルしたせいで、肩と膝の皮膚が擦り切れてしまっていたようだ。

 夫の膝をみたら、もっと激しく擦り切れている。これじゃあ、事情を知らない人の目には、ただの家庭内暴力みたいにうつってしまいかねない・・・・。


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