ゼロの視点
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2004年02月03日(火) 日本語

暇つぶしに、夕方映画『キル・ビル』をレ・アールで。とうとう、この映画を観るために足を運んでしまったっ(笑)。

 で、映画の最中、笑いっぱなしだった。笑うしかない映画だ。特に、非日本人の話す、奇妙なイントネーションの日本語には、どうしても笑わないではいられない。

 相手に喧嘩売って、「かかってこい」という言葉をユマ・サーマンが発するのだが、イントネーションが違うので、凄みがない。そんな言い方されたら、刀放り投げ出して、笑い転げてしまうぜ・・・・、という感じ。で、その間に斬られてしまうんだろうが・・・・。

 他にもつっこみどころは満載だが、つっこんでいるとどうしようもなくなるので、そんなこともせずに、タランティーノのオタク的世界につきあってみた。最後の戦いのシーンはちょっと長すぎて、飽きてきたが・・・・。

 この映画も、先日観てきた『ラスト・サムライ』や『ロスト・イン・トランスレーション』でもいいのだが、私は果たして日本に住んでいたら、これほどこれらの映画を“アル意味”楽しんで鑑賞することができたか?!?!?!、と自問自答。

 先日、『ラスト・サムライ』を観て興奮気味のフランス人に、「サムライってのは新興宗教なのか?」と質問された時の衝撃(笑)。こういったわけのわからん非日本人がたくさんいる世界で、当たり前に暮らすようになってから、非常に、非日本人の日本観に寛大になってきている自分を再発見する。

 前述したように、どうも奇妙なイントネーションの日本語には、笑いが出てしまう私だが、こうやって考えると、フランス人ってのは寛大なのだ・・・・、ということにも気がつく。

 街には、あらゆるお国のイントネーションでのフランス語が溢れている。そんな半端なフランス語に対して、フランス人はいちいち笑わない。ま、笑ってられないほど、移民に慣れてしまったのだろうが・・・・・。

 それにしても、あのNHKフランス語講座のジュリー・ドレフュスが腕斬られちゃって、のたうち回っている姿は、個人的に妙に受けたゼロでした。

 


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