ゼロの視点
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2004年01月17日(土) 干物パート2

 さて、本日は昨日作っておいた干物を食べる日。

 嬉しぃぃぃーーーーーーーーーーーっ!!。


 干物を食べることを考えるだけで、ヨダレが出そうな勢いだ。生まれてはじめて作った干物が、もし美味く出来ていたら、そりゃ、素晴らしいランチになることだろう。


 とりあえず、手元には3枚の干物があった。でも、試しに一番大きな干物一枚をランチに焼いてみた。夫が好きかどうかわからないし、第一、本当に美味しくできているともわからないゆえ。

 さて、テーブルに焼きあがって、見た目はヨダレジュルジュルなほど美味しそうに見える干物に醤油をサラッとかけ、他のおかずと一緒に並べる。以前、仕事で干物についての説明をフランス語で書いている時、特にアジの干物のフランス語訳が非常にフランス人でも発音しにくいことが判明して、夫が大爆笑したことがあったが、そのイキサツもかねて、ほうら、これが本物の干物なのよっ!!、と自慢気に彼に見せてみる。

 で、とりあえず、私が最初に味見・・・・・。

 う、う、うまーーーーーーーーーーーいっ!!。

 どうして、こんなに美味しいのォーーーーーーーーーっ?!?!?!。


 という結果でした。我ながら非常に大満足。昨日みた映画『ザ・ラスト・サムライ』の食卓風景に干物はなかったとは思うが、ご飯茶碗、焼き魚、そして味噌汁というシーンはしっかりと覚えていた夫が、“日本の食卓の再現だね”なんと調子のいい質問をしてくるので、ついついこっちも調子にのって説明しているあいだに悲劇が起こった。



 ほんの2,3分だけ、私が話している間に、鬼畜夫がほとんどの干物を食べてしまったのだっ!!!!!。


 美味そうな身が、ほとんど残っていない・・・・・。

 一瞬、あまりのショックに、声すら失ってしまった私・・・・・。


 もちろん、その後は喧嘩になった・・・・・・。なんで食ったのか?、という私の言葉に対して、夫はほとんど骨だけになった干物を、すまなかったと言って私に差し出してくる。

 打ち砕かれた私の夢という感じで、干物の残骸を見ていると、悔し涙が出てきそうな勢いだ。

 夫曰く、“まだ身が残っているから、平気だよ”とのことだが・・・。その“平気だよ”って態度やめてくれねーか?、オヤジっ!!!!!!!!。

 以前、いわしの竜田揚げを一挙に夫に食われた記憶まで蘇ってきて(トラウマ)、もう少しで“離婚じゃーーーーー”と腹の底から唸りたい欲求に駆られてきた。

 でも、私は最近、少しは大人になろうと決めたばかりなので、グッと抑えてイヤミを夫に言ってみた。

私「あんたがさぁ、もし中国とかに住んでいて、どうしても昔食べていた美味しいチーズの味が忘れられずに、ある日、それが手に入らぬなら、自分で作ってみようとトライして、それが物凄く美味しかったとするよね・・・・」

夫「う・・・・、うん。(話の行方がすでにわかってきているのと、あらためて自分がやったことにたいする罪の大きさに気付きはじめたのか、うろたえはじめ、ことによると逆ギレする気配までみせてくるフトドキもの)」

私「で、苦労して自分で再現したチーズを、妻にほとんど食われ、チーズの周りの硬い部分だけ、まだ食べられるよ等と言う、どうしようもない理由で、妻があんたにチーズの残骸を渡してきたら、あんたどーーーー思う?。」

夫「ごめん、って謝ったじゃないかぁっ!!」」


 ほうら、逆ギレね、オヤジ。
 
 謝ったからすべてOKとは思うなよ。

 それだったら、警察はいらないのだよ、オヤジ。


 復讐してやる・・・・・、ニヤリ。


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