長渕剛 桜島ライブに行こう!
『グッズを買うのは好きですか?』−桜島ライブ(3) text 桜島”オール”内藤桜島専用トレーラー。赤だけでなく、黒のもありました。★長渕剛 桜島ライブに行こう!バックナンバー ←クリック=====================================================鹿児島の人には、はなはだ失礼な話ですが、桜島は思ったよりも開けていました。不見識ながら、火山で、噴煙が上がっているという程度の知識しかなかったので、もう、自然しかないようなイメージでした。しかし、実際の桜島は住んでいる人もいれば、コンビニもCOOPも立派なホテルもある島でした。ファンクラブから届いた桜島ライブの資料を見ながら、ツアーグッズが販売されているという場所に向かいました。それは、記憶は定かではないのですが、確か溶岩グラウンドという名前だったと思います。ちょうどライブ会場に向かう途中にあって、フェリー乗り場からグッズ売り場は、ライブ会場までの距離の三分の一くらいの距離です。トボトボと景色を見ながら歩いて15分くらいで、溶岩グラウンドの駐車場にグッズ売り場を見つけました。写真のように、東京ドームのグッズ売り場よりも、ちょっと大きいくらいの売り場でした。しかし、グッズの数は剛史上最多。僕はグッズ売り場を見るのが好きです。全部欲しいとは思わないけれど、剛もどんなグッズを作るかアイデアを出したと言いますし、剛がどんなことを考えながらGOサインを出したのかとか、想像しながら様々なグッズを見て回るのは楽しい。パンフレットやTシャツといった定番はもちろん、火山の形のスコープキーホルダーやら、メモリアル溶岩といった珍しいものまで販売されていました。グッズ販売の他にも、剛トレーラーが赤と黒の2台置いてあり、格好の記念写真スポットとなっていましたし、剛プリクラなども設置されていて、お祭りムード。ライブ当日は・・・また後日の日記で書きますが、早めに桜島入りしていなかった人は、グッズどころではない状況に追いこまれたので、おそらく、買いたかったのに買えなかった人が、多数いたのではないかと思います。会場の売店で販売していたグッズは、開演前にほとんど完売したそうですし。それを思うと、前日に、グッズ購入にやってきたのは大正解。じっくりと、空いている売り場で、買うべきか買わないべきか、好きなだけ悩むことができました。スコープキーホルダーなんかも手に取って、覗くと何が見えるのかも見れました。大方の人は予想がつくことなので、特に秘密にすることもないと思いますので書きますと、剛の写真が見えるわけです。はっきりと覚えていないけれど、パンフの表紙や、ポスターの写真とは別写真です。キャップを買うかどうか迷いに迷って、試着させてもらったのですが、全然似合わないのでやめて、さらにTシャツも黒の剛の写真入りのを迷いに迷って、結局見送りました。買ったのは、黄色のマフラータオル。ライブ当日に着る、白のTシャツ。それから、会場限定の桜島セットです。(パンフ、赤バスタオル、リストバンド、バッグのセット)セットを買うかどうかは決めかねていたのですが、このセットでしか手に入らない赤のバスタオルが、他の色の、単体で売られているタオルより、断然かっこよかったので、買うことに決めました。パンフはもともと確実に購入する予定でしたので、1万円の高いセットですが、その価値はあると思いました。ちなみに友人の購入物は、チケットホルダー、白のTシャツ、マフラータオルという、まさしくライブ当日を想定した、実用的なものばかりでした。白のTシャツは、僕とおそろいで、2人ながらチーム感を演出しようとの意図がありましたが、当日はそんなものきている人はごまんといるので、チーム感覚などまったく感じられませんでしたけど。グッズを無事購入した僕らは、予定していた会場の下見をしようと思いましたが、グッズ売り場から会場に向かう道路は封鎖されていました。ひょっとしてチケットを持っていないのに、翌日まで草むらに隠れていたりする人がいるかもしれないので、その対策なのかな・・・みたいなことを友人と話しながら、とりあえず引き返しました。せっかくだから、封鎖されている道路以外の道路を歩いて、桜島を徒歩で観光しようということになりました。この思いつきは、思わぬヒットアイデアとなりました。いくつか見を見張るものが見れたからです。正しくは、耳をそばだてるものが聞けた、というのも含まれますが。とにかく、話を進めますと、溶岩グラウンドを通り過ぎて、桜島の中心方向に向かって歩いて行きました。妙にグラウンドの多いところだなあと思いました。鹿児島ではスポーツのメッカなのかもしれません。すると、途中のグラウンドに、なにやら座り込んでいる人たちがいたのに気がつきました。あれはなんだろうとグラウンドに近づいていくと、係員らしき人が、「お並びになりますか?」と尋ねてきました。「いえ、別になんでもないんですが、あれは何ですか?」と僕が聞くと、「明日お昼の入場待ちの列です。」とのこと。つまりは、入場待ちの列に並んでいる人たちなのでした。何日も前から並んでいる人もいるということで、まあ、いるとは思っていたけど、さすがにビックリしました。彼らは、今夜、ここで夜を明かすわけです。う〜ん、ちょっと真似できない。ワンデイ・オールナイトでも心配なのです。ツーデイ、ましてや何日も、とはちょっと考えられないです。時間は5時くらいでしたので、まだまだ明るい桜島。途中、剛のCDをかけているドリンク販売所がありました。それを過ぎてもまだ剛の曲が聞こえる。いろんなところで剛をかけて盛り上がってるなあ・・・と思っていたのですが、なんだか、ライブ音源のようでした。あれ、こんな曲が入っているライブCDってあったっけ?と不思議に思い、よく耳を凝らしてみると、どうやら曲は『孤独なハート』。しかも、先日ZEPPで演奏した『孤独なハート』に思えました。え、どうしてZEPPの音源をかけてるんだ???とますます不思議に思い、とにかくその音源の方にブラブラ歩いていったのです。すると、行き止まりにぶつかりました。行き止まりになった道路のさらに向こう、溶岩でゴツゴツの岩の彼方から、その音は聞こえてきていました。CDなんかではなかったのです。やがて、『孤独なハート』は途中でピタッと音が止み、剛が、バンドメンバーやら、スタッフやらに、指示を送る声が聞こえてきました。リハーサルの真っ只中だったのです。おそらくこの行き止まりのはるか向こうには、ライブ会場があるのです。剛が実際のステージで、最後の調整をしているのです。すでにリハーサルは終わっているという噂があったので、まったくの予想外の出来事でした。続く<次回予告>リハーサルの模様のつづき。そして、ライブ前夜に盛り上がる天文館の街角の様子。★次の日記 ←クリック