長渕剛 桜島ライブに行こう!
『桜島フェリーに乗りましたか?』−桜島ライブ(2) text 桜島”オール”内藤75000人を運ぶ大活躍。桜島のフェリー。★長渕剛 桜島ライブに行こう!バックナンバー ←クリック=====================================================僕の鹿児島入りは20日でした。つまりはライブの前日です。当日入りも考えたのですが、どうしても体調を万全にしたくて、前日に入って睡眠を十分取った上でライブに挑もうと決めたのです。(この配慮は、正解でもあり、不正解でもありました)売り切れを恐れて発売日に電話して予約した、スカイマークエアラインのあまり安くないチケットで、友人と二人で鹿児島空港に降り立ちました。鹿児島を訪れるのは、まったくの初めて。2時少し前に到着して、すぐにシャトルバスで天文館に向かいました。天文館というのは、武道館のような会場の名前ではなく地名です。桜島に一番近い繁華街で、僕らはここにホテルを取っていました。天文館には、思いのほか早く到着しました。40分ほどだったと思います。窓から見た鹿児島の地は、おうとつの激しい土地という印象。さすが、火山である桜島がある土地です。天文館で降車すると、すぐにホテルを見つけることができ、まずはチェックインを済ませました。僕らの前にチェックインしているお客さんも、僕らの後に並んでいたお客さんも、明らかに剛のライブを観に来た人たちでした。「ライブが終わるまで、車を駐車場に・・・」という会話をホテルのフロントの人と話していた前の人。剛風のサングラスをしている後ろの人。こういったホテルで会った人たち以外にも、天文館の通りには、剛の詩画展で販売していたTシャツを着ている人、ZEPPのTシャツを着ている人が、そこら中にいました。文字通り、剛ファンがうようよしている天文館でした。この日、僕らの泊まったホテルの入り口には、「満室」の紙が貼ってありました。僕らの部屋も、厳密にはツインルームではありません。シングルルームの部屋に無理矢理ベッドを入れた、急造のツインルームです。そのため、床がほとんどない状態でした。でも、文句はまったくありません。この日の予定として考えていたのは、1.桜島で先行発売しているツアーグッズを購入すること2.海乃家ラーメンを食べに行くことの2つでした。ちなみに海乃家ラーメンとは、剛が高校生のころに、よく通っていたというラーメン屋さんで、今でも親交のある親父さんがラーメンを作っているというお店です。しかし、チェックインをすませるとすでに3時を回っていたため、海乃家ラーメンは後日に回すことにして、とにかくフェリーで桜島に向かうことにしました。日が落ちる前に買物を済ませて、できれば会場の下見もしようと思いました。ホテルからフェリー乗り場までは、徒歩15分でした。途中、海が見えたと思ったら、向こう岸に、桜島が見えました。天気は曇でガスがあったため、ぼんやりと見えた桜島。思ったより、大きな島でした。それに、思ったより、こちら側に近い。つまり、天文館付近や、このとき僕らが歩いている辺りで、ライブの音やライティングが見えるのではないかと思いました。フェリー乗り場はなかなか大きな建物だったので、初めてでも迷わず見つけることができました。考えて見れば、お昼も何も食べていなかったので、友人と二人で、フェリー乗り場2階にあるラーメン屋さんで、冷やし中華を食べました。南毎日新聞という地方紙が置いてあったので、パラパラとめくってみると、「明日オールナイトライブ」といった見だしがあり、一気に実感が沸いてきました。東京から自転車で何日もかけて鹿児島にやってきた少年たちの記事もありました。なんでも剛が命をかけるライブに、普通に参加するわけにはいかないとのことで、野宿しながら自転車ではるばるやってきたとのこと。少年だからこそできる、素晴らしいトンパチぶりに、友人と記事を読みながら笑いました。フェリー乗り場まで歩いてくる途中に、コンビニで「桜島フェリーチケット販売中」と出ているのを見て、チケットを購入したところ、定価150円(片道)のところ、135円で購入できました。友人との2人分、往復で4枚分を購入しました。翌日は、かつてない混雑ぶり必至の桜島フェリーも、驚くほど空いていました。知らなかったのですが、底の部分には、車両が乗れるようになっていました。かなりスペースがあるので、観光バスすらも収容できるほどの大きさでした。車両のフロアを1階とすると、4階まであるのですが、僕らは2階の先頭の方のデッキで、備え付けの椅子に座って、ゆったりと15分間のフェリー移動を楽しみました。ぼんやりと目の前に見えていた桜島は、どんどんと大きくなってきました。あっという間に到着しました。やはり、興奮しました。普通に観光で来ていたのなら、さすがに興奮することがなかったと思いますが、なにしろ、翌日はここで夜通し過ごすのだ・・・と思うと武者震いするような気分になりました。ふと、近づいてくる桜島のフェリー乗り場に目をやると、巨大な桜島ライブの看板がありました。この看板は、なぜかライブ当日には取り外されていたので、前日までに桜島を訪れた人だけが目にすることができるものでした。恥ずかしい話ですが、うれしくて、看板を背に何枚も記念写真を取ってしまいました。続く<次回予告>予想していなかった、リハーサルに遭遇。桜島の大地に腰を下ろし、剛の入念なリハーサルの音に、約2時間、耳をすませました。★次の日記 ←クリック