2008年03月15日(土) |
足りないものを補うってことは・・ |
補完?教育? 真面目にやっていても、与えられた仕事を言われた通りにきっちりとやっていても評価されない。 正直にやっているのに、評価されない。 そんな事が世の中にはある。
でも、それって自分の中での「真面目」「ちゃんと」でしかないのですよね。 その自分の評価がどれだけ世間に通じるか、それを考慮してみないとそれは独りよがりなものになる。 でもなかなか客観的に自分のことを見つめることは難しい。
私の仕事場のお掃除は週代わりで、いろんな方が担当する。 皆さん、それぞれに一生懸命にやってくださって文句はないのですが やり方や、その結果には差がどうしても出てくる。 標準並みの結果と、標準以上の出来上がり。 これは個人の性格・能力がどうしてもでてしまう。 同じ時間やっていても差が出てしまう。
真面目に、きちんと、やっていても 差はどうしても生まれてしまう。
もっとわかりやすい話を今日、教えてもらった。
知人が毎朝、通勤途中でビルの清掃をしている人をみかける。 毎日、毎日、玄関入り口、窓などをを実直にきちんと掃除していらっしゃる。 そのビルの玄関はピカピカなんだそうです。
しかし、それはその清掃している人の手の届く範囲だけでした。 どういうことかというと、その人の手の届かない窓の上の部分は全く手付かずなんだそうです。 遠くからみたら、それほど目立たないけど至近で見たら、 きっと窓の上の部分だけクッキリと汚れがわかるんじゃないかと思われるそうです。
この掃除する人は、自分の手の届く範囲、見えてる部分はしっかり、真面目に掃除するのですが 届かないところは、無かったことにしているのでしょうね。 最初から発想がないというか、わざとでなく、無いことになっているのではないかと思います。
何故、脚立や柄の長い道具などを用意してやらないのでしょう。 知人はそう思ったそうです。私もそう思います。 もしかしたら理由があるのかもしれませんが。
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自分の目で見える範囲で生きているってことはそういうことなんだと思います。 ちょっと遠くから見たら、わかることも多いのではないでしょうか。 そして、もし教えてくれる人がいたら。 でも、赤の他人、通りすがりの人が、そんな余計なことを言えませんよね。
社会人なら上司、先輩が、その人の仕事がもっとよくなる方法をもっていたら 伝授することが考えられますし、 就学中の子どもなら、親、先生がアドバイスすることかもしれません。
もちろん、教えたからといって、その人が素直に聞き入れるかはわかりませんけど。 でも、人生の差はそこから生まれるのではないかと思います。
私も決して素直ではないけど、周囲には手本になる人がいたり 窘めてくれる人もいたので、よかったと思います。 これでいいのか、不安に思ったら、どう思うか聞ける人がいるので 随分助かっていると思います。
私も仕事がら若い方にアドバイスなどをすることが多いのですが やはり素直な人、聞く耳をもっている人は伸びます。幸せになりやすいです。
自分というものを押し通し、譲らないことを仕事にしている 人もいるし、それで成功している人もいるのですけど そうしなくても、その世界で成功している人もいる。 どちらを選ぶかも、またその人の人生なのかもしれませんが。
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