昨日、梅田ドラマシティへ星組「赤と黒」を見に行きました。 涼風真世さんが演じたのをずっと見たかったなーと心に残っていたので 演じる方は違うけど、やっと満足できた気がします。 舞台の感想はいろいろあるのですが
まず驚いたのは、自分の変化です。 私も年齢を重ねて、大人になったんだな〜と実感できました。 それは、中学の頃に「赤と黒」の原作を読みかけて 主人公・ジュリアン・ソレルに全く魅力を感じず 途中でやめてしまったと思うのですが 小説から舞台と媒体が違うので正確には違うかもしれませんが
でも、人物自体や物語は変わらないから、あえて言いますと ジュリアンが魅力的に思えたのです。 恵まれない環境に満足せず、努力をして、ナポレオンに憧れた故に 彼を目標にして、でも自分の道を行く。 時には、若さゆえの浅慮や過信でおかしな行動に陥るのも 「がんばれ!」と応援したくなってしまいます。
紆余曲折あって、やっとこさ、これ以上はない成功を掴むかと思った時に 過去の出来事により、転落します。
若い頃なら、その結末もいやだったと思うのですが 今の私には、受け入れられます。 彼が最後にその境遇を受け入れたように。
原作も読んで見たいな〜と改めて思えました。
貞淑な夫人から恋に身を焦がす可愛い女になったレナール夫人と エキセントリックな、社交界一の姫であるマチルドも とても面白いと思えました。
最近、本当に年を取ることの良さを実感するのです。
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