だから猫が飼いたいのに・・

2007年10月11日(木) 自転車の法則


現代国語1(国語の教科書) 三省堂をチラ見

たむらしげるさんのイラストで、頁開いたら野の花の風景写真が美しい。
さらにめくると、谷川俊太郎さんの「朝のリレー」がある。
ネスカフェの宣伝に使われていたので、覚えてる方も多いのではないかしら?

今時の教科書はなんとカラフルなのでしょう。
これなら、勉強もしたくなるんじゃないかな〜?な〜んてな。多分、無理だ。

子どもの頃の私は、学校と学校ですること全てがこの世で一番嫌いだったのだから。
あ、ピアノもいやだったけど。
今思えば、本当に生き辛い子だった。よく大人になれたのだと思う。
しかもいっぱしに働いたり、ちゃんと友人もいたりする。すごいことよね。本当に。

私も、自転車の法則に巻き込まれているな〜と思う瞬間です。

この教科書にはさくらももこさんの「自転車の練習」(あのころ)からが掲載されている。
なかなか自転車に乗ろうとしないさくらさんをを友人たちのバックアップして乗れるまでを書いた話ですが
面白かったです。

この話にも出てくるのですが、自転車に乗るのに、苦労した人もいるだろうけど
その苦労を明確に覚えている人は少ないと思います。

それと同じで、私が職場で、仕事しない、できない人に何度も同じことを繰り返して
注意したり、ときには怒ったりして、なんとか失敗しないように指導した果てに
それが軌道にのって、時間が過ぎると、彼らはなんとその苦労の日々を忘れて
最初から出来ていたかのように振る舞いはじめるのです〜〜〜驚きます。
さらに、調子に乗って、出来てない人を糾弾し始めたりするのですから・・

これを私は自転車の法則と呼びます。
何度も転んだり、痛い目にあって、教えてもらって
やっと乗れるようになったくせに、
苦労と迷惑かけたことはすっかり忘れて
「最初から乗れていたも〜ん」とかいいやがるのです。

でも、今はそれくらい今の日常を当たり前と思うくらいレベルがあがったのだから
いいか、と思えます。恩を売るつもりではないしね。
まあ、自分のできなさ加減をさておき、他人を責める根性は嫌いですが。

謙虚な人が好きだ〜こんな職場にいるとどうしても思う。
ちゃんとしているのにも関わらず、決して図に乗らない。
そんな人になりたいけど。
私も自転車の法則が当てはまる時があるしな。
というか人間のほとんどがそれに当てはまるのだろうと思う。


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