2007年09月14日(金) |
雑誌から「有害物質に汚染された社会を生き抜く」 |
雑誌「世界」10月 岩波書店
「CS患者座談会」がありました。 CSとは化学物質過敏証のことです。
私はまだCSではないけど、CSの影におびえる。 アトピーであり、皮膚、粘膜に弱く、匂いにも相当敏感です。
もう10年以上昔、職場の30代半ばの女性が職場のペンキの塗り替え作業が始まったら全身に湿疹が出来て、治らなくなってしまいました。 キレイな白い肌は台無しでした。 私は、その時、こうした臭いのきついものには気をつけないといけないな〜と思いました。頭が痛くなるだけではないと知ったからです。
それから、世間にシックハウスとか化学物質過敏症という言葉が出てきました。 その症状を疑うことはありませんでした。 私も予備軍かもしれないとますます心配になりました。
やがて私は、職場でアトピーが本格的に出ました。 原因はわかりませんが、ホコリとストレスではないかと思います。 ますますピンチです。
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アトピーの人がCSにそのまま移行しても、なにも不思議ではありません。 どちらも恐ろしいのは治療法ないということでした。 それがまた怖かった。
なぜなら、時々、CSの人の暮らしぶりがテレビなどで見ることがありましたが 隠遁生活のようでした。 「交通機関には殺虫剤が、街行く人々の衣服からは合成洗剤や防虫剤の粒子が漂い、 歩きタバコの煙のために失神(!)する人もいます。 男性の整髪料や女性の化粧品からも化学物質が飛んできます。 一見きれいに見える場所でも数キロ先から漂ってくる農薬に汚染されています」
とCSの日常に潜む恐怖が書かれていました。 そんなことになったら好きな観劇もできなくなりますよ。 さらに座談会の中に「電磁波過敏症」も書いてあるのですが 体調のよくないときに、モーターの回る音か振動で頭痛と吐き気がしたこともありまして。 ああやっぱりね。と思いました。
もしCSになってしまったら、どこにも遊びに行けないし、仕事もできなくなるのね。 そして電磁波がダメならパソコンもダメになるだろうし。 そして本のインクもダメというし(確かに時々雑誌を開くと目とか鼻にくるのもある)
なんだか考えるのも怖い。
+++ でも、この座談会は今までと違っていました。 なんとCSは治る!らしいのです。 完治の判断は難しいけど、ほぼ社会復帰をしてらっしゃるのです。 北里研究所病院では「汗を出す」「無農薬の緑黄野菜の摂取」「ビタミンBとCの摂取」とアドバイスしているそうですが 実際に、無農薬・無添加食品の摂取、発汗方法、転地療養といろいろその人ごとに模索してとにかく改善するのだそうです。
私はかなりの汗っかきです。完全に無農薬ではないですが、なるべく減農薬、無農薬を選ぶようにしています。 それでなんとかふみとどまってるのかもしれません。
これからもアドバイスにしたがって、気をつけて発症しないように気をつけようと思います。
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