自転車こいでバレエの練習に向かった。 小雨がやんだから安心してたのだが、風がどんどんきつくなってきた。 自転車も倒れそうな勢いやった。やばいかな〜と不安を抱えながらこいでいたら 案の定、目にゴミがはいってしまった。しかも両目。
コンタクトレンズ。しかもハード。大変です。 見えないまま、しばらく走る。 しかしうっかり目薬は忘れたし、こんな道端ではどうしようもない。 ボロボロと涙を流しながら、自転車こぐのをやめ、歩いた。 辛い、路行く人が私の号泣状態を見守ってくれる。 哀しくてないてるんじゃないよ。と言い訳したい。 どうしよう。家にもどったほうがいいのかな〜と思いながら 痛みを堪えて、ゆっくりとまた自転車をこぎ始める。 涙が大量にでたせいか、なんとか目が開くようになった。
コンタクトレンズにしてからもう10年以上が過ぎたけど 最初の2〜3年は駅のホームで必ず泣いていたことを思い出した。 到着した電車に乗り込んで、とにかく辛いので瞼をごまかし押えして (レンズを装着していると押えられないので、とにかく周りをさする) それこそ流れる涙は華厳の滝のように泣きつづけるのだった。 不思議そうな、哀れそうな目を向ける周囲など気にしつつ とにかく涙を流しつづける。みんなどう見てるのかな?などと 余裕が出てきて想像してみたり。でも想像力が貧困なので、 ありきたりなドラマチックな別れの後くらいしか出てこない。
それにしても私のように、道端で電車で涙をボロボロ流す人を 見たことないなあ。みんなは平気なのだろうか・・・
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