ねぎぼう業務日報

2002年12月15日(日) マニュアル

サンデースポーツの野球編。
1位は「巨人の日本一」と思いきや、
「阪神の開幕7連勝」。
ベガルタ仙台の開幕連勝記録が振り返られもしないのに
どうして??
ちなみに小笠原の首位打者は50位にも入りませんでした。
(寒ぅ〜)


土曜日に「国際フォーラム」というイベントがあり、
タイから日本に来て20年近くになる人の講演を
聴きました。

タイに限らず、外国から来た人が日本に対して思う
ことに「マニュアル優先」主義があるようです。
アイスクリームショップで、「トッピングの
ホイップクリームが食べられないのでいらない」と
言った客に対して、従業員がホイップクリームを
つけないで売ることに対して判断をしかね、
店長まで呼んだ挙句、ホイップクリームをつけたまま
売り、客が自分でクリームを取り除いた話をされ、
「タイでは、こんなバカなことはしない。
タイなら、ホイップクリームに相当するアイスクリームを
つけて売る」と話されました。
タイはもともと多様な習慣を持つ人たちが共生する
国家のため、いろいろな好みに対応しなければ
いけないそうです。
予断ですが、この間とあるパン屋さんで、
「ジュースに氷を入れないで欲しい」と頼んだときは
量は当然減りましたが、要望どおりやってくれました。
ひょっとしたらその辺もマニュアルに載っているのかも。

マニュアルは重要なものです。特に、現在の雇用形態
(アルバイト・パート・派遣社員などの臨時雇用を
メインにするやり方)では。
フランチャイズショップをやっていくことにおいて、
サービスの効率化、均質化は経営の根幹になることは
確かで、それを支えるのはマニュアルなのです。
さらに言うと、品質管理、工程管理の基本は
「誰が行っても質が同じ」という基準作りにあります。
特に工程管理の基本が
「管理効果と管理コストとのバランス」であり、
対応しやすいマニュアルが管理コスト低下に
つながるものであろう思われます。

とはいえ、サービス業のような場合、多様な顧客のへの
対応においてこういう問題はしばしば起こりうるのでしょう。

多様化と管理との共存は、これからの日本の課題で
あるのは確かでしょう。

ちょっと、堅い話でしたか?


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