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我ながら昔の人しか思い浮かばないのが情けないっす。こんばんは。あゆです。一昨日のでーぶ大久保は2回目の登場だった。しかもどちらもゆみなだ。好きなのか。デーブ大久保。
るるんちのハムスターちゃんが死んじゃったそうで。 生き物を飼うとそういう別れが必ずくるのがつらい。 でも、子供たちの心の中には何かを残して旅立ったことは確かだ。 こんなとき、ほんとに使い古された言葉しか思い浮かばない自分が情けない。 私も子供の頃、手乗り文鳥を飼っていたのだが、 誤って自分の手で死なせてしまったことがある。 木製の鳥かごから出てこようとしたところを スライド式の出入り口を持っていた私が手をすべらせてしまい、 文鳥の首をはさんでしまったのだ。 当時小学3年生。 生き物が目の前で死んでいく..しかも自分のせいで...。 これは非常に堪えた。 私はショックで泣き喚いたことを覚えている。 ショックのあまり作文に書いた。 思うままに懺悔の気持ちを書いたその作文は、なんかの賞をとった。 それ以来、作文にはその時に応じた懺悔の気持ちを書くようにしたが、 それ以来賞というものには全く無縁である。 まあ、それはいい。 当時住んでいた団地では文鳥を飼うのが流行っており、 仲良くしていた友達のうちでも飼っていた。 私はしばらく落ち込んでいたが、 何ヶ月かすると友達のうちに行って文鳥と遊んだりしていた。 ある日、その友達のうちにいた2羽の文鳥のうち、1羽がいなくなっていることに気づいた。 「もしかして...一羽死んじゃったの?」 私はおそるおそる友達に聞いた。すると 「うん。おかあさんが....」 友達の話によると 友達のお母さんが文鳥を部屋に放したまま昼寝をしていた。 起きてみると一羽の文鳥がいない。 外に逃げてしまったのかと思ったが冬のことで窓はどこも閉めきったまま。 おかあさんがあちこち探しているうちに 学校から帰ってきた友達が見たものは..... おかあさんの背中にはりついているぺたんこになった文鳥だった。 私が死なせてしまった文鳥。 友達のおかあさんの下敷きになって死んでしまった文鳥。 どちらも悲惨な最期である。 私はまたまたショックを受け、二度と文鳥は飼わまいと決心をした。 しかし、父が落ち込んでいる私を喜ばせようと、 文鳥のヒナを買って帰ってきたのはその夜だった。 今度こそ大事に育てよう。 そう思った私は大事に大事に文鳥を育てた。 その文鳥は、あまりに大事に育てられたせいか、 丸々と太り、飛べない鳥になってしまった。 テーブルの上から飛び立とうとしても バタバタ羽を動かすだけで、すぐ下に落ちてしまっていた。 そんな文鳥が私はいとおしくて仕方なかった。 実は文鳥はつがいにして飼っていたのだが、 このオスのサクラ文鳥は、メスの白文鳥にバカにされていたのか、 くちばしでつつかれていた。 そしてついに二世は誕生することはなく、 飛べないサクラ文鳥はそれでも天寿をまっとうした。 私は、死なせてしまった文鳥の隣にサクラ文鳥を埋めた。 あの時とは違う涙を流しながら....。
rya
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