朝、ガスマスク使用の問題点が発覚。Asbestus(石綿布)が、 Safety&Healthに引っかかるらしい。キューレイターのリズに 聞いてみたが、彼女も専門のコンサベーター(保存家?)ではないので、 帝国戦争博物館に問い合わせをしたところ、 矢張り除去作業が必要と言うことで、 ロンドン博物館のコンサベーターに連絡、するとシニア・コンサベーター 聞いてみるという。はっきり言ってポイントはコストだ。
今日は、午前中に博物館の近くの図書館に再び行ったら、 ローカル・ヒストリー部門は今日はお休みだった。 今回は自分の担当のプロジェクト用の、Blitz(ロンドン大空襲)や ガスマスク装着や、ドック・ワーカーたちの写真をスキャンしようと思って いたのに。 今週は、イースターの子供たち用のイベントがあるから、 余り時間が取れないのだ。 普通の書架で、ローカルヒストリーの調べ物をしていたが、 余りはかばかしくないので、電話で許可を取って、 大英博のリーディングルームに向かった。
途中、偶然にクラスメート(日本人)に会う。 偉い僻地に行ったと聞いていたので、どうしたのかと聞くと、 土・日に出勤したので、振替休日だからロンドンに出てきたという。 「村にはねえ、ガソリンスタンドと、食料雑貨屋とパブしかないのよ。」 そりゃまた見事な。 どんな仕事をしているのかを互いに少し話をして、 「私の所は、割と地域の皆様に慣れ親しんでいる感じですね。」 と言うと、 「私のところなんか、野生馬に慣れ親しんじゃっているわよ。」 ・・・いいじゃないですか、じゃじゃ馬慣らしということで。 きっと得がたい英国生活の思い出となるでしょう。なんて、人事。 乗馬したいな、真面目に。
コーヒー屋の前で、麻のような小さな袋にいれて豆を売っていたので、 ふと思い立って、中に入ってお店の人に聞いてみた。 「店頭の小さい袋入りの豆っていくら?」 「あれは売っていないの。袋は大きいのしかないわ。」 大きいのは買えん。実はハンドリング・オブジェクトのティーサンプラーの 実演に使えないかと思ったのだ。要は、袋だけ欲しい。 「大きいのは、買えないと思うんだけど。」 「もしかして袋が欲しいの?」 「そう。袋だけ売ってくれる?いくら?」 「あらやだ、ただでいいわよ。」 貴女、いい人ね、今度豆買いに来るからね。
お馴染みのリーディングルームで、今日は素材別のハンドリングの際の 注意点を調べる。 ついでに石綿布についても調べたのだけど、防火素材ということぐらいで、 リスクについてはわからなかった。 それと、写真!色々な種類があって、それぞれ留意点が異なるのだが、 私には、鑑定ができん・・・むー。 閉館後に向かいの、古書屋に行って、修論用に19世紀の展覧会の 本やカタログを見てみたんだけど、やっぱり良さそうなものは高いなあ。
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