英国留学生活

2003年04月06日(日) ムショ帰りな彼

今日は、ボンド・ストリートの日系の美容院に行って、髪を切りすぎてきた。
いつも思うのだが、
「カット、これでよろしいですか?」
「あと1cm長くお願いします。」
とか、言われることは無いのだろうか?

その後、大英博物館に行く。
友の会の更新をして、
リーディングルームで調べ物をしようとしたのだけれど、
丁度、250周年記念の特別イベントで、
ハンドリング・オブジェクトセッションが、
行われていたので、見に行った。
ギリシャの黒絵の壷とか、ソロモン諸島の貝の釣り針とか、
ウルのタブレットとか、さすが大英博物館。
ハンス・スローンのコレクションではないが、
初期のコレクションから出してきているらしい。"Cabinet of curiosity"
ウルの専門家らしい人やってきて、
連れにタブレットの説明をし始める辺りも、大英博らしいというか。

しかし、私が鑑賞者にどんな注意をしているのかを聞いている時に、
一人がギリシャのコインをぼとり、と落とすのを目撃してしまった。
スタッフが、ぎゃああという顔になった。
まあ、勉強になりますな。

友人と落ち合って、ハーゲンダッツでお茶をしていた時に、
日本に送る某俳優の写真を、彼に見せた。
「あ・・・っ。ムショ帰り。」
コノヤロ。
そうですか、やっぱり人相悪いですか、悪人面ですか。
確かにテロリストだったり、誘拐犯だったり、貧民街上がりの兵士だったり、
マクベスだったりしたけど!

そのあと、一人で、大英博の「飾り」という展覧会を見た。
安土桃山から、江戸にかけての装飾品の展示だ。
日本関係の展示は、それ自体と共に、キャプションの説明文が、
気になるのだ。
今回は「遊女」をWomanと訳している部分と
Courtesanと訳している部分があって、
何でだろう?と思った。
あと、新興大名は、New Militaly Eliteか。
展覧会ではないけれど、V&Aで買った俳句の本で、
陰陽師が、Fortune Teller になっていたのをみて、そりゃ違うだろう、
と思った。


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