英国留学生活

2003年02月09日(日) show his quality

友人が、日本からやってきたので、ロンドンで会う。
彼女は、去年までウェストミンスターのMAコースにいた。
彼女とロンドンで遊ぶのもこれが最後だろう、多分。

で、「二つの塔」を観たいといっていたので、
レスタースクエアのオデオンで、観る。
ぼちぼち、ロンドンでは終わりかけていて淋しい。
「王の帰還」は日本で見る予定なので、余計に次作までの間が長い。
映画館前で日本語で話していたら、日本人観光客らしき人に、
上映時間について聞かれた。
時期的にわざわざ、ロンドンまで観に来たわけではないだろうけど、
好きなんだろうなあ。
は、もしや、一部マニアに人気の「Macbeth + TTT ツアー」か?
やはり、初日や2日目に比べると観客のテンションは低い。

以下、ネタバレ。

観終わって、連れの開口一番、
「ねえねえ、ボロミアって追加撮影したんじゃなかったっけ?」
続いて、
「やっぱり第3部は5時間だねー。」
やはり、思うことは一緒か。
でも、彼女は、ファラミアは良かったと言っていた。
これで2対2だなあ。映画版ファラミア賛成派と批判派。
もう一人の賛成派の人も
「ファラミアよく描けてた、もっと出番が少ないと思っていたし。」
と言っていた。でも、また別の人は、
「ファラミア、このままではエオウィンは嫁にやれませんよ。」
と言っていたけれど。
私も最初批判派だったけど、少し評価を上方修正したかも。
彼、よく考えたら(考える前に気づけよ)別にフロドから
指輪を奪ってはいないんですよね。
あれで、本当に指輪に惑わされていたとしたら、
フロドから奪っていた筈だし。高潔な人柄なことは確かなのかも。
結構具体的な指示がデネソール侯から、出ていたのかしら?
でもそうすると、ボロミアへも影響があるし。むー。

結局、ファラミアの何が引っかかっていたかって、
・フロドに優しくない。(シチューも食べられなかったのに、
あそこでゆっくり眠ることも出来なくて可哀想
+あそこで指輪を狙わない人に会って、
ちょっとほっとする筈だったのに・・・)
・↑の派生で、包容力のなさ。
・ボロミアを慕っている様子がない。
ただ、最後の一つはエクステンディットに望みを託せるかも。

友人とは、デネソールが原作よりも厳しく、ファラミアとの確執が、
深いのではないかという推測で合意を見た。
ついでに、
「"...that he is dead? "のところか、その後の座っていた所で、
思い出すかと思ったのにー。河を流れてくる死体とかさ、
割れた角笛とかさ、以前一緒に馬にのってゴンドールを走っていた
頃の事とかさー。」
最後の一つはなんですか?いや、見てみたいけど。
君、その言動、わたくしに似てきています、キケン。

結局これだけ拘るのは、ファラミアがとっても好きなんだと気付いたよ。

その後、ベルギー料理を食べて別れた。
コヴェント・ガーデンのベルゴ・セントラル。
ランチとディナーの間に、店を閉めないし、日曜日もやっているので便利。
勿論美味しいし。
今回はチリソースのチキンを食べたけど、名物ムール貝は勿論、
サーモンなどの魚介も美味しい。
ビールもすごく種類が豊富。
私は日本のビールも、英国のビールも嫌いだけど、
ベルギーのフルーツビールは、好きだ。


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