英国留学生活

2002年07月04日(木) バスツアー

今日は、B&Bがやっている小型バスでのツアーで、
ハワースのブロンテ姉妹縁の地を巡るツアーに、
行く予定だったのに、もう一組がキャンセルして、
ツアーが中止になってしまった。がっかり。
嵐が丘の地を見たかった。
毎日実施している他のツアーを選べといわれて、
別に断っても良かったのだけど、昨日個人で歩き回ったので、
この辺りの湖を回るツアーに参加。
やっぱり個人ではそんなに回れないし、綺麗だった。
欲を言えば晴れてて欲しかったけど。

ワーズワースがダッフォデイルを謳ったバタミア湖。
羊歯が生い茂る森と、小さな滝エラ・フォース。
やっぱり地名がカンブリア地方だし、
植生(でいいのかな?)が古いのか。
湖はダーウェント湖が、一番美しかったように思う。
ダーウェント湖は小高い山の上からも一望したし、
また小さな船にも乗った。

他に、スレートの採掘地もキャッスル・リンクという
ストーンサークルも面白かった。 ストーンヘンジより小さいし、
あれほど形は整ってはいないけど、直にさわれた。
天文と関係があるといわれているけれど、
数千年前と今では軌道が違うはずだから、今の計測は無意味だ、
と運転手件ツアーガイド言った。
そうか、そう言えばそうだ。
でも、きっとケルトのドルイドと関係しているのだろう。

このキャッスルリンクの近辺は、狐狩りで有名だったらしい。
過去形なのはこの春に国会で狐狩りが禁じられたから。
確か前にリデルに聞いた。
でも、ゲームキーパーの失業が問題になっているらしい。
ゲームキーパーは「チャタレイ夫人の恋人」のメラーズのような存在で、
(若き日のショーン・ビーン氏が演じています)
狩りに使う動物の世話をする人。
現在でも残る階級社会の象徴的な存在ともいえるらしい。

最後はワーズワース縁の地、グラスミアへ。
彼のお墓を詣でる。やはりここも小さな村だ。
湖水地方のほかの町や村もそうだが、
濃い灰褐色の細い石を積み上げた家が多く、落ち着いた雰囲気だ。
コッツウォルズの蜂蜜色の石造りの家とは、また違ったよさがある。
ティールームでオーツクッキーと紅茶を飲む。おいしかった。


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