今日は、B&Bがやっている小型バスでのツアーで、 ハワースのブロンテ姉妹縁の地を巡るツアーに、 行く予定だったのに、もう一組がキャンセルして、 ツアーが中止になってしまった。がっかり。 嵐が丘の地を見たかった。 毎日実施している他のツアーを選べといわれて、 別に断っても良かったのだけど、昨日個人で歩き回ったので、 この辺りの湖を回るツアーに参加。 やっぱり個人ではそんなに回れないし、綺麗だった。 欲を言えば晴れてて欲しかったけど。
ワーズワースがダッフォデイルを謳ったバタミア湖。 羊歯が生い茂る森と、小さな滝エラ・フォース。 やっぱり地名がカンブリア地方だし、 植生(でいいのかな?)が古いのか。 湖はダーウェント湖が、一番美しかったように思う。 ダーウェント湖は小高い山の上からも一望したし、 また小さな船にも乗った。
他に、スレートの採掘地もキャッスル・リンクという ストーンサークルも面白かった。 ストーンヘンジより小さいし、 あれほど形は整ってはいないけど、直にさわれた。 天文と関係があるといわれているけれど、 数千年前と今では軌道が違うはずだから、今の計測は無意味だ、 と運転手件ツアーガイド言った。 そうか、そう言えばそうだ。 でも、きっとケルトのドルイドと関係しているのだろう。
このキャッスルリンクの近辺は、狐狩りで有名だったらしい。 過去形なのはこの春に国会で狐狩りが禁じられたから。 確か前にリデルに聞いた。 でも、ゲームキーパーの失業が問題になっているらしい。 ゲームキーパーは「チャタレイ夫人の恋人」のメラーズのような存在で、 (若き日のショーン・ビーン氏が演じています) 狩りに使う動物の世話をする人。 現在でも残る階級社会の象徴的な存在ともいえるらしい。
最後はワーズワース縁の地、グラスミアへ。 彼のお墓を詣でる。やはりここも小さな村だ。 湖水地方のほかの町や村もそうだが、 濃い灰褐色の細い石を積み上げた家が多く、落ち着いた雰囲気だ。 コッツウォルズの蜂蜜色の石造りの家とは、また違ったよさがある。 ティールームでオーツクッキーと紅茶を飲む。おいしかった。
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