何より気が重いプレゼンが終わった。なんだかもう試験が全部終わったような気分だな。 これは卒論について10分間プレゼンテーションをして(OHP使用可)、質疑応答を受けるというもの。 私は、以前プレゼンテーションで何も覚えていかなかったにも関わらず、 話し方が平坦で、丸暗記したものを喋っているようだと注意された。 多分私は母国語でも、同じ喋り方だと思う。 そもそも、記憶容量がバーリマン・バタバーおやじレベルの私は、丸暗記が苦手だ。 友人には、「外付けハードでもセットアップしようか?」と言われた。 それができるなら、どんなにいいか・・・。 とにかく、話すポイントだけを押さえて、スーパーバイザーに誉められたフレーズだけを 暗記していったが、途中で混乱して頭が真っ白になった。うーん、かなり成績悪そう。 質問も結構、意表をついていたし。 「生涯教育の場としての博物館」というのが、私の卒論のテーマだが、 「レジャー産業としての博物館の発展に付いてはどう思う?」と聞かれた。知らん。 とりあえず、「この研究者の結果によると、レジャー産業としては日本の博物館が提供するサービスには 継続性がないので、リピーターが生まれないと言えます」と言っておく。 日本の研究者を引き合いに出すときは、自分に都合のいいように説を多少変えても、 ばれないのがいいですね。
リデルは、フリーでいろいろな仕事をしているのだが、その中にビジネスマン相手のプレゼンの トレーニングと言うのがある。以前、それでドイツまで行っていたことがあるので需要は多いのだろう。 色々な国籍の人間を集めたプレゼンの講習会で、英語でのプレゼンと母国語でのプレゼンを やらせたことがあるらしい。その中に日本人のビジネスマンもいて、彼の英語でのプレゼンはかなり 秀逸なものだったそうだ。しかし、その他の国の人間、特にイタリア人やブラジル人は母国語での プレゼンになると一層パフォーマンスが大きくなったのが、日本人だけ日本語でのプレゼンになったとたん、 手を前で組み合わせ、穏やかな笑みを終始浮かべて、殆ど身動きもせずにプレゼンを行ったそうだ。 別に日本人相手の場合、それでいいんだと思うけど。
|