今日は友人と一緒にパブ観戦。 ・・・試験期間中なんだけどね。
朝、友人宅でドイツ対パラグアイ戦を見る。 チームとしてはドイツが好きなので、勝ったのは嬉しいけど、 実はチラベルトも割と好きなので、シュート外した時は ちょっと哀しかった。
もしかしたら、暴動に巻き込まれるかも、と 一抹の不安を抱きながら、ローカル・パブへ。 でも、当初行く予定だった大画面のあるパブは既に一杯。 やはり、朝から気合入れてこなければならなかったらしい。 もう既に多くのイギリス人が赤い顔をして、 そのうち何人かは踊っている。
結局3軒目のパブに入り、カウンターの近くを陣取る。 皆が、オーダー入れまくりでオーダーする余地がない。 試合開始5分、あっという間にイングランドの先制。一斉に沸き返る店内。 「よし、今だ!」 皆が画面に釘付けになった隙を狙って、友人がオーダーを 入れようとするが店員も聞いてない。 「To, What!?」 と叫び返される。
とりあえず、パイント・ビアを確保して観戦を続ける。 期待通り、オーウェンも点を入れてくれたし。 しかし、この辺りまでは盛り上がったけど、 その後はワンサイド・ゲームの感が強くて、 盛り上がりに欠けた、と思うのは異国人の私たちだけ。 彼らはベッカムにボールが渡っただけでも、歓声を挙げる。 ハーフタイム後にあの雨でへたれたソフトモヒカン (友人は「ブルックリンちゃんの寝癖頭とお揃いにしたかった だけじゃないの?」と言う)が直ってたのには笑った。
しかしー。皆パイントグラスを片手に応援していると言うのに、 拍手する時に凄まじい速さでそれを卓に置くのには感嘆を禁じえない。 矢張り日ごろの訓練の賜物だろうか?
試合終了後、一部の人間は外に走り出る。 歩道を抜けて車道まで。そして車をとめて勝利を伝え、 自分のユニフォームのオーウェンの文字を見せびらかす。 おいおい、バスまで止めてるよ。 そのうち、車道にクラクションの音が溢れ出す。 この国の人間が、フットボール好きか極端に嫌いかに 分かれるのがわかる気がする。そんな今日の異文化体験。
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