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2004年10月08日(金)
チボー家の人々

二日続けて外出(&飲酒)だったので、ウォーキングの疲れもとれないまま、ひたすらだるい。最近は「クエン酸」のおかげで、ほとんど二日酔いはしないが、このクエン酸、ダイエットの敵らしい。

だいたい私は、お酒を飲むと痩せるほうで(飲んでいるときにはあまり食べないし、飲みすぎれば全部吐いてしまうし、翌日も気持ちが悪いので食べられなくなるせい)、毎日飲んで二日酔いしていたほうが、確実に痩せられるのだ。(^^;

というわけで、クエン酸は二日酔いにもならないし、二日酔いにならないから食欲も減退しないし、科学的にもダイエットの敵だし、いいんだか、悪いんだか・・・って、体のためにはいいんですよ。


ところで、おととい早稲田の図書館に行ったのだが、そこで『チボー家の人々』の第一巻を見つけた。先日読んだのは『チボー家のジャック』で、『チボー家の人々』から抜粋されたもの。

で、あれはどうもホモ小説っぽいなどと、不埒な感想を書いていたのだが、それというのも、ジャックとダニエルがやり取りしていた「灰色のノート」というのが先生に見つかり、そこで二人が家出する。その後連れ戻されて、ジャックは感化院に入れられてしまうというのだが、なにしろ問題の「灰色のノート」なるものの内容が書いていないので、家出しなければならないほどの内容とは一体何なのか?→同性愛?ということになってしまったのだ。

いつか「灰色のノート」の中身を知りたいものだと思っていたところ、思いがけず早く、その機会が訪れたというわけだ。図書館で、まさにその「灰色のノート」の中身を見つけたときは、やった!という気持ちでいっぱいだったが、詩とか小説について書かれた他愛もないことであってくれと思う気持ちと、子どもにも読ませるために書かれた本に抜粋できなかったのだから、やはりそれなりのことが書いてあるに違いないという気持ちと、半々くらいだった。

で、早速読んでみると、やっぱりこれは後者のほうであった。それらしき部分を夢中で抜書きしてきたのだが、実際に書き写すとなると、なんだか赤面してしまい、照れくさい。けして文字にできないようなことが書かれているわけではなく、ここに書き写したとしてもなんら不都合はないのだが、「やっぱりそうだったんだ!」と確信しながら、そういった言葉を書き連ねるというのが恥ずかしい。

デュ・ガールは、本当はそんなことを考えて書いたわけではないのかもしれないし、中学生くらいの男の子でも女の子でも、同性の友達がすべて!という気持ちになる時期があるのもわかる。だからジャックは後には女性と付き合うし、特に同性愛っぽいこともなくなるのだけど、そうした少年時代の危うい関係って、何と言ったらいいのか、萩尾望都のマンガみたいな世界なのかな。そんな感じだ。

ともあれ、謎だった「灰色のノート」の中身を知ることができて、すっきりした。私の推測も、なまじ間違った方向でもなかったと思うのだが、それでもまだ考えすぎかな?(^^;


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『アッシャー家の弔鐘』(下)/ロバート・R・マキャモン
文庫: 336 p ; 出版社: 扶桑社 ; ISBN: 4594007724 ; 下 巻 (1991/07)
出版社より
ペンタゴンを影であやつる「死の商人」─兵器製造業者としての家業 を嫌って、ニューヨークに出奔していたリックスはブライアートップ山山麓にあるアッシャー家の屋敷へと帰っていく。自らの家系をテーマにした小説執筆をもくろむ彼が見たのは、子どもさらいの怪人<パンプキン・マン>が森に出没し、迷宮と化した怪建築<ロッジ>が時折鳴動する驚くべき世界だった。そして古文書からリックスが知った一族の驚くべき秘密とは?鬼才マキャモンが前人未到の領域に踏み込んだ壮大なゴシック伝奇小説!

※画像は原書 『Usher's Passing』


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