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2004年09月06日(月)
悪い子のハリー・ポッター

「ハリポタ5」の上巻をやっと読み終えた。って、今日は何日?
これまで、ほとんど一気読みできた「ハリポタ」なのに、日本語版でなぜこんなにかかっているんだろう?

弟のところからは、「朝四時半までかかって読み終えた」というメールが来たが、なぜかそこまでのめり込めないこの「不死鳥の騎士団」。面白いか?と聞かれても、すぐに「うん」と言えないもやもや感もある。

これって、ハリーが大人になってきて、これまではハリー自身がとまどっていた「有名なハリー・ポッター」に慣れてしまい、天狗になってる部分なども描かれているからだろうか?

これまでは、だいたい「いい子のハリー」しか描かれていなかったのだが、5巻目では「悪い子のハリー」も描かれているので、そこにとまどいを感じるのかもしれない。自分が「例のあの人」と戦ったのに!とか、自分は「あのハリー・ポッター」なのに!とか、ずいぶん自意識過剰じゃないの?と思う。もっとも、実社会ではあんな状況でそう思わずにいられる子など、一人もいないだろうなとも思うが。

だけど、やっぱり「いい子のハリー」のほうがイメージとしてはいいわけで、自然にそういうハリーを期待しており、そのあたりが、こんなはずでは・・・と納得できずにいるのかなと思う。それと、これまでは何気なく書かれていたストーリーの伏線(あとで、あそこが伏線だったのか!と思う)が、あからさまに書かれているのも、ちょっと興ざめしてるかも。

ダンブルドアが魔法省の圧力に負けているというのも悔しい(実際には負けてはいないのだが、一見そう見える)。「例のあの人」が唯一恐れるダンブルドアなのに、なぜ体制には負けてしまうんだろう?と。ダンブルドアに、「指輪」のガンダルフのようなイメージを求めるのは間違いかもしれないが、ハリーがいかにも人間くさいキャラだから、そこにない、絶対的な強さとカリスマ性をダンブルドアに求めてしまうのは、しょうがないことだ。ダンブルドアは、何者にも屈してはならないと思う。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』(上巻)/J.K.ローリング
単行本: 出版社: 静山社 ; ISBN: 4915512517 ; (2004/09/01)
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ホグワーツ魔法魔術学校5年目の新学期を目の前にして、15歳のハリー・ポッターは思春期のまっただ中にいる。なにかというとかんしゃくを起こしたり、やつれそうなほどの恋わずらいをしたり、強烈な反抗心でいっぱいになったり。

鼻持ちならないダーズリー一家と過ごす夏は、相変わらず腹の立つことばかりで退屈きわまりなく、しかもこの休み中は、マグルでない級友たちと連絡をとる機会がほとんどなかった。ハリーはとりわけ、魔法界からなんの知らせもないことにいらついていた。復活したばかりの邪悪なヴォルデモート卿がいつ襲ってくるかと、気が気ではなかった。ホグワーツに戻れば安心できるのに…でも、本当にそうだろうか?


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