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2004年09月07日(火) ■ |
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マイケル・シェイボン 『Summerland』 |
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<サマーリーディング>用として、マイケル・シェイボンの『Summerland』を読んでいるが、あまり進まない。現在「ハリポタ5」もあるし、ロバート・オレン・バトラーの『奇妙な新聞記事』も併読しており、さらにジョイスの『Dubliners』も毎週少しずつだが読まなければならないという状況。
こんな併読状態は、べつに珍しいことでもなんでもないのだが、なんだかどれも中途半端な感じで、集中できない。で、それをシェイボンのせいにしてみた。
シェイボンは好きな作家だが、どうもマニアックに書き込みすぎるきらいがある。それが気にいれば問題ないのだが、今回の『Summerland』は児童書で、そういうマニアックな部分は必要ないだろうという気がしている。
シェイボンのマニアックな書き込みは、それが彼の特徴であるとも言えるし、つぼにはまれば、すごく面白いと思うのだが、こんなこと書いてるから、児童書なのに、こんなに分厚くなってしまうんだぞ!と。
これは、本が面白くないと言っているわけではない。野球の話だが、私は野球は好きだし、十分興味を持って読めるのだけど、児童書であるということを考えると、ちょっと削ったほうがいいんじゃないかと思う部分がたくさんある。
児童書だから簡単な文章でいいというわけでもないし、どこがどうシェイボン的マニアックなのかと言われると、ここがそうだとはっきり言えないのだが、そういう部分があるおかげで、遅々として進んでいかないのだから、困ったものだ。
これは悪い意味で困っているのではなく、そういう部分に、その都度感服してしまい、何度も読み直したりしてそこで止まってしまうから、困ったものなのだ。
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