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2004年04月17日(土) ■ |
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「オーシャン・オブ・ファイヤー」鑑賞 |
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ヴィゴ・モーテンセンの初主演映画「オーシャン・オブ・ファイヤー」を観た。映画館には、実際に着用された映画の衣装や(ヴィゴが着ている皮のジャケットがかわいいので、じっくり見てきた)、ヴィゴの直筆サイン入りパネルが飾ってある。これは歌舞伎町のミラノ座だけ。というのも、3月30日の私の誕生日に、ここで試写会が催され、ヴィゴが劇場に来たからなのだ。ああ、知らなかった〜!その頃、私は三丁目で、誕生日だからと飲んだくれていた。同じ新宿の目と鼻の先にいたのに・・・。
なんてこと!( ̄□ ̄;)!!
それはともかく、冷静に判断すれば、映画の内容は5つ星中の3つ星くらいだろうか。「インディ・ジョーンズ」風なところもあるし、非常にアーティスティックな場面もある。ただ、ヴィゴがああいう人なので(どういう?)、「インディ・ジョーンズ」のようなドタバタにはならず、割りに落ち着いたものに仕上がっている。エンターテインメントとしては、ちょっと物足りないと言えるかも。
とまあ、これはごく一般的な見方だが、私個人としては、すごく気にいった。ヴィゴは、やはりまだアラゴルンの面影が抜けず(だからいいのだが)、人のためになりふり構わず、困難な道をひたすら突き進む、寡黙だが内に強い意志を秘めた、女に誘惑などされない高潔なヒーローといった、ほぼアラゴルン的な役柄を、非常に上手く演じている。というより、そういう役柄が彼に合っているのだろうと思うが。 ※画像は 『Hidalgo: The Junior Novelization』/Kim Ostrow (著), Richard J. Cartwright (著), John Fusco (著)
私の理想とする「絶対に守ってくれるタイプ」というのは、なにも筋肉隆々のシュワちゃんだけじゃない(断っておくが、べつに筋肉が好きなわけではないから)。こういうアラゴルン的な寡黙なヒーローも大好き。
プログラムの解説に、ヴィゴは「第二のエド・ハリス」だとあったので、なるほど〜!と思った。私は、宇宙飛行士ものの「ライト・スタッフ」の時からエド・ハリスが大好きだったのだ。そういや似てるかも?と思い、家に帰ってから手近にあった「目撃」(クリント・イーストウッド、ジーン・ハックマン、エド・ハリス)のビデオを観てみたところ、たしかに似てる部分はあるなあ・・・と。
それに、馬(ヒダルゴ)がいい。先日観た「シービスケット」でも馬が良かったけれど、あれは痩せても枯れてもサラブレッド。今回はムスタング(野生馬)だけに、愛嬌があってかわいい。ムスタングが放たれる最後のシーンはジーンと来る。
この映画、原題は馬の名前の「ヒダルゴ」なのだが、なぜ「オーシャン・オブ・ファイヤー」になってしまったのか?と思っていたのだが、ヒダルゴが出場する、4800キロの過酷な砂漠のレースの名前が「オーシャン・オブ・ファイヤー」というのだそうだ。
今月末に公開される「トロイ」(レゴラス出演)もいいが(ブラピは範疇外なので観る予定はなし)、あの壮大さはCG効果。けれども、この映画のCGなど使っていない、砂漠の自然の美しさには目を奪われる。癒しの一瞬。オマー・シャリフの剣さばきも、いまだ衰えずで良かった。
ちなみにこの映画で、ヴィゴはアメリカ先住民の言葉も喋る。「ロード・オブ・ザ・リング」ではエルフ語だったし、彼は言語習得能力に優れているんだな。聞けば、6ヶ国語が喋れるそうな。6ヶ国の中には、エルフ語も入っているんだろうか?(^^;
それにしてもヴィゴ・モーテンセンは、悔しいくらいにカッコいいよ!
〓〓〓 BOOK
◆読了した本
『The Edge Chronicles(1) Beyond the Deepwoods』/Paul Stewart (著), Chris Riddell (イラスト) 内容(「MARC」データベースより) 自分は捨て子と知った少年トウィッグは、暗く神秘的な深森で道をはずれ、妖しげな怪物との死闘や奇妙な種族との遭遇を通して成長し、終に運命を見極める。壮大なファンタジー。
<翻訳> 『崖の国物語〈1〉深森をこえて』/ポール スチュワート (著), Paul Stewart (原著), Chris Riddell (原著), 唐沢 則幸 (翻訳), クリス リデル 内容(「BOOK」データベースより) 「飛空船には、背の高い若者の活躍する場所は常に用意されているぞ」おそろしいはずの空賊の、その言葉が忘れられない。ウッドトロル族の村は自分の故郷ではないと知り、旅立った少年トウィッグだが、神秘的な森に魅せられて思わず道をはずれたとたん、死ととなりあわせの旅がはじまった。トビムシ退治、ホフリ族との一夜、食肉植物チスイガシとの死闘、オオハグレグマとの友情と別離、ヤシャトログに飼われる日々―。次々遭遇する妖しい怪物の脅威をくぐりぬけ、深森にすむ友だちができても、そこは、自分の居場所ではない。進むしかない―。虚空にはりだす船首像のように切りたった崖の国で繰り広げられる、壮大な冒険ファンタジー大作第一部。
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