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2004年04月16日(金)
風刺小説

NHKのラジオ講座で、イーヴリン・ウォーの『The Handful of Dust』(邦題『一握の塵』)を読んでいるが、なかなか難しい。イーヴリン・ウォーは1930年代から60年代に活躍した、イギリスの風刺作家。以前にも一度、違う作品を聴いていたのだが、その時は途中で挫折。こういう講座の常で、いつのまにか聴かなくなってしまった。

しかし風刺というのは、その国の文化とか、社会情勢とかを良く知らないと、なかなか理解できないもの・・・というか、日本語で書かれているならまだしも、あるいはひとつの文章で明確に表されているならいいのだが、え?と思う単語で巧みに表現されていて、講師の解説がなければ、とてもそんな意味は思いつかないといったことがしばしば。

日本語に訳してしまうと、オブラートに包まれてしまうようなことでも、原文のニュアンスをそのまま受け取れば、かなり辛辣な風刺もたくさん出てくる。こうした講座があるから聴いてなるほどと思えるが、一人で読んでいたら、風刺のふの字も気づかずにいるかもしれないなと思う。風刺小説そのものは、結構好きなほうなのだけど。

また他国の文化には、講師の某大学名誉教授でさえわからないところがあるらしく、「イギリス人の教授に尋ねたところ・・・」などという説明もあるので、イギリス人の教授に知り合いもいない私には、わかるはずもない。(^^;


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『Ruby Holler』/Sharon Creech
ペーパーバック: 320 p ; 出版社: Harpercollins Childrens Books ; ISBN: 0060560150 ; 1st Harper 版 (2004/01/01)

※ハーパー・コリンズのパリパリ本(ページをめくるとパリパリ音がしてうるさい本)なので、お風呂の中で読んでいた。お風呂用なので軽いものをと思ったが、予想は外れず、ほんとに軽かった。(--;


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