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2004年02月15日(日)
不良でもファーロングがよかった

風邪もすっかり完治したわけではなく、ここ2週間くらいはあまり外にも出ず、ずっとおとなしくしている。今日はうちのアラゴルンもゴルフに出かけたので、ひとり静かに「新ターミネーター2」シリーズを読みふけった。ほんとに面白い、これ。

第三部の「最終戦争」では、映画「T3」を待たずに、すでにジャッジメントデイが起こってしまうのだが、小説のほうのジョン・コナーは、未来のリーダーになるにふさわしく、頭脳明晰で精悍な感じの青年に育っていて、頼もしく思える。

ところが映画「T3」では、ジョン役を演じたニック・シュタールの評判はひどかった。本の解説にも「バカ息子顔」などと書かれていて、立つ瀬がない。でも実際にそういう感じで、未来のリーダーになるとは全然思えない顔なのだからしょうがない。このジョン・コナーの配役で、あの映画はだいぶ面白みが減少しただろう。ジョンの登場の仕方も情けなかった。この小説のように、母親のサラに厳しく育てられていたら、あんな風にはなっていないはず。そういう意味では、映画のストーリーよりも、こちらの小説のほうがずっと面白い。

「T3」を観たときにも書いたが、「T2」でジョン役だったエドワード・ファーロングをそのまま使えばよかったのにとも思うが、彼は素行不良で使えなかったんだって。彼はトルーマン・カポーティ原作の「草の竪琴」にも出ているのに。。。でも、こちらのサイトを見ると、当初は「T3」にも出演予定だったみたいだ。

ちなみに、そもそもシュワちゃんはターミネーター役ではなく、未来から来てジョンの父親になるカイル・リースの役だったらしい。もともとのターミネーター役は、ランス・ヘンリクセン「エイリアン2」のアンドロイド役)で、全然ごつくもドイツ訛りでもなかった。マシンだから、いたって目立たない没個性の存在として予定されていたというのだから、もしそうなっていたら、映画がヒットしかたどうか疑わしい。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『新ターミネーター2─迫りくる嵐』(下)/S.M.スターリング
内容(「BOOK」データベースより)
危機一髪、アリッサの放ったターミネーターの攻撃を打ち砕いたジョンとディーターは、仲間となったシルバーマン博士の助けで逃げてきたサラとコロンビアで再会、新たな戦いに向け、作戦を練る。クレアはT‐1000の素材の原型となる特殊合金を発明、その特許を武器にスカイネット計画を推進するサイバーダイン社に接触、その後ヴィーマイスターらが研究を行っている南極の軍施設に研究員として潜り込んでいた。すぐにその動きを察知したジョンらは、まだ傷の癒えないサラをパラグアイに残し、ジョン、ディーター、ウェンディの3人で南極へと向かう。今度は爆破が目的ではない、スカイネットを誕生させるのだ。ただし、ウェンディの開発した暴走防止プログラムをインストールした形で…。極寒の地の果て、最終決戦がいま始まる。

『新ターミネーター2─最終戦争』(上)/S.M.スターリング
内容(「BOOK」データベースより)
南極の死闘から帰還したジョンとディーターはふたたびサラと合流し、アラスカに潜伏していた。なにもかもが終わったかに見えたが、世界中で車で暴走する奇妙な事故が多発しはじめる。スカイネットの関与を疑うサラだが、ウェンディを失った悲しみの癒えぬジョンは耳を貸そうとしない。だが、やはりスカイネットは生きていた!人類殱滅を目論むラッダイトの人間を操り着々と準備を進めていたのである。くしくも自らの手でその命を吹き込んでしまったことに気づいたジョンはふたたびサラたちとスカイネット打倒に立ち上がる。が、時すでに遅し、ついにジャッジメント・デイは起きてしまう。軍を掌握したスカイネットが核爆弾を投下、人類は激減させられた。果たしてジョンは人類の未来を救えるのか、存亡をかけた最終戦争が始まる…。


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