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| 2004年02月07日(土) ■ |
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| 「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」先行オールナイト |
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◆遂に我がアラゴルンが王に!
というわけで、「王の帰還」を見てきた。3時間25分は長いなあ・・・と思っていたが、身じろぎもせずに見入った。原作とだいぶ違うところもあったけれど、この映画はこれで良しでしょう。
アラゴルンは、架空の人物の中では最も好きなキャラクター。キャラクターが好きなら、その付属物も崇め奉ってしまう。折れたナルシルが鍛え直されて、名剣「アンドゥリル」として現れたときには、身震いがした。その前からすでにアラゴルンが王であることは公言されているのだが、ここで初めて本当に王が還ってきたのだと実感する。原作からアラゴルンの姿を想像することは難しかったが、ヴィゴ・モーテンセンははまっている。ほんとにヴィゴで良かった!という感じ。
難を言えば、アラゴルンが死者の道を行き、死者たちを伴って、船でゴンドールに入って来るとき、アルウェンの作った旗印を掲げていて欲しかった。アルウェンは別の場面で、王の旗印を掲げているのだが、やはりゴンドール入りのときに、霧の向こうから旗印が堂々と現れたら、さらに感激しただろうと思う。
セオデン王の死の場面は原作でも泣くのだが、映画でもやっぱりウルウル。泣く場面などないんじゃないかと思っていたら、私的には泣き所が結構あって、目が真っ赤になってしまった。
ちなみにホラー映画の監督として期待していたのは、大蜘蛛のシェロブだったのだが、これはちょっと期待はずれだった。もっと不気味な気持ち悪さがあっても良かったんじゃないかなあと。
さて、今回の指輪グッズだが、エルフの持っている指輪がないかと思っていたら、なんと「アラゴルンがしている指輪」があって、思わぬ喜び!当然買い!これは本当に欲しかった。でも、こんなの絶対に作らないだろうなと思っていたので、発見したときは大感激。それと、名剣アンドゥリルとゴンドールの旗印のついたダブルネックレス。アンドゥリルもすごく欲しかったので、めちゃくちゃ嬉しい。その他いろいろ・・・で、また散財。(^^;
今回は、前売り券を2枚買ってあるので、もう一度観に行く予定。
ところで『追補編』を読んでわかったのだが、アルウェンは、アラゴルンよりも2690歳も年上だったのだと知って、びっくり!エルフだから年上だろうとは思っていたが、そんなに離れていたとはね!ちなみに指輪戦争時、アラゴルンは86歳だった。
さらにエルフが隠していた3つの指輪は、フロドとビルボを伴って灰色港から船で中つ国を去るときには、エルロンドが「青い石のヴィルヤ」、ガラドリエルが「白い石のネンヤ」、ガンダルフが「赤い石のナルヤ」を持っていたが、そもそもエルロンドのヴィルヤはギル・ガラドが、ガンダルフのナルヤは船大工のキアダンが持っていたものを譲り受けた。
また、映画ではそれが中つ国から出る最後の船だということになっているが、原作ではその後も船は出る。アラゴルンが没したあと、レゴラスとギムリも船に乗って中つ国を去る。ドワーフを伴って行くことには、おそらくガラドリエルの助力があったものと思われる。
などなど、本編だけでは知りえなかった事実(?)が、『追補編』や『シルマリルの物語』、『終わらざりし物語』などでわかる。人物、場所、出来事などがたくさん出てきて、まるで歴史書みたいで読むのが大変だと思っていたが、読んでおくとさらに深く楽しめることがわかった。
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