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2004年01月05日(月) ■ |
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『A Wrinkle In Time』 |
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●バーゲン本 ちょっと前にAmazon.co.jpのバーゲンで、マデリーン・ルイングル(Madeleine L’Engle)の『A Wrinkle In Time』を4割引で買ったのだが、注文した時から、どこかで見覚え、あるいは聞き覚えがあるんだけど・・・と思っていたら、自分のサイトの「Harry Potter Fun Facts」の中にある「おすすめファンタジー集」の中だった。(^^;
「ハリー・ポッター」を読んでファンタジーに興味を持った人は、こんな本もどうですか?というコーナーなのだが、自分でもすっかり忘れていた。ほとんどの本は未読でも知ってはいるのだが、ルイングルの本だけはスコーンと抜けていた。
で、読み始めたはいいが、他の冒険ファンタジーとはちょっと雰囲気が違って、なにやら妙な感じ。ニューベリー賞受賞作なので、あまり期待はしていなかった(ニューベリー賞はハズレが多いと思う)とはいえ、まだ初めのほうなので、イメージがはっきり掴めてはいないのだけれど、哲学的なような、数学的なような・・・。淡々とした語りの雰囲気も誰かに似ていると思ったら、ヨースタイン・ゴルデルか?
ゴルデルは好きなので、まあいいんだけど、頭がパーになっているお正月明けに、この雰囲気はちょっときついかも。ゴルデルでも、『アドヴェント・カレンダー』の雰囲気ならまだいいが、『ソフィーの世界』寄りになるときつい。この時期には、もっとお気楽な本のほうがいい。でも、これの続編を、Amazonにオーダーしてあるんだっけ。そっちのほうがドラゴンとかが出てきて面白そうだ。
今日は、アストリッド・リンドグレーン原作(『長くつしたのピッピ』などの作者)、ラッセ・ハルストレム監督の「やかまし村の子どもたち」をビデオに録画した。しかし、続けて放映された2作目の「やかまし村の春・夏・秋・冬」の録画に失敗。これって、Amazonでも扱ってないし、もう〜、がっくり!リンドグレーンは特に好きではないのだけれど、ハルストレム監督の映画は大好きだから、ほんとにがっかりした。でも、いつも思うのだが、ハルストレム監督が起用する男の子って、ほんとにかわいい。男の子の趣味がいい・・・って変な意味ではない。だけど、ちょっと疑ってるかも?(^^;
ところで、「レ・ミゼラブル」を全部観た。今回、ドパルデューは良かったと思うのだけど、娘のコゼット(本当の娘ではない)の恋人マリウス役をやったエンリコ・ロ・ヴェルソが、やたら顔が濃くて気持ちが悪かった。フランス人であんな人いるの?と思ったら、イタリア人だった。もしこれから原作を読んだら、マリウスの場面は絶対あの顔を思い浮かべてしまうだろうなあと思うと、とても読めない。
しかし、物語の核となる「確固たる意思で善を行う」というジャン・バルジャンの信念には感動。自分を犠牲にしても必ず約束は守るという行動は立派だ。物語の大半が、父親としてのバルジャンを描いていたため、父と娘の愛情には、やはり感情移入するところが多かった。
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