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2003年09月11日(木) ■ |
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中秋の名月 |
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今日はお月見。まず火星が見えた。しばらくして真東のビルからぬーっと月が昇ってきた。昨日はたった1日で満月になるかしら?と思っていたのだが、しっかりまん丸な満月だ。すでに火星とはかなり離れている。
早速火星観測用に用意してある双眼鏡で(今回は三脚もつけて)観測。月の左側は滑らかなのに、右側はかなりあばたなのがわかる。片側だけがあばたなのは、月のミステリーのひとつだ。大気がないので土地の形状までわかるのだが、地球から見てもあれほどでこぼこしているということは、かなりの高低差があるということだろう。すごい。月はいくら見ても飽きない。
しかし、肉眼でもきれいに見えたのはほんのわずかな時間。すぐに薄い雲に覆われ、時折厚い雲に隠れる。双眼鏡の中で、雲が不気味に流れていく。これが東京の夜の大気の状態。悲しいかな、けしてきれいに晴れ上がった空は期待できないのだ。特に新宿は、東京でも一番暑い場所。夜もずっと暑いので、大気はとても不安定。少しでも晴れれば、いいほうだろう。
子どもの頃のお月見の写真を見ると、月、ススキ、お団子が写っているのはもちろんだが、私や弟は厚手の着物を着ている。今日の気温を考えたら、ええっ!という感じだけれど、昔は今頃はもうかなり涼しかったのだろうか?空気が冷たくなっていたから、月も素晴らしくきれいに大きく見えていたことだろう。地球の温暖化がこんなところでもわかる。
〓〓〓 BOOK
◆読了した本
『クジラの島の少女』 BOOK PLUS/ウィティ・イヒマエラ
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