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2003年05月17日(土)
HOOTってなに?

Amazonから本が届く。最近変わったペリカン便のオニイチャンが、妙になれなれしくて嫌なんだけど、どうせまたすぐに変わるんだろう。

で何か軽いものが読みたくなって、カール・ハイアセンの『HOOT』を買ってみた。ジェリー・スピネッリとかあのあたりを出している理論社のヤング・アダルトシリーズだからなんとなく想像はつくけれど、これ、売れてるのかな?

<HOOTってなに?>


それと『エロイーズとアベラール』。これはけして軽くないが、エロイーズという名前はよく聞くものの内容は全然知らなかったので、この機会に。新潮社のクレストブックスみたいなソフトカバーなので、厚手でも気にならないのがいい。解説だけ見たところ、結構激しい話みたいだ。

●エロイーズ違い

エロイーズ/ケイ トンプソン (著), Kay Thompson (原著), Hilary Knight (原著), 井上 荒野 (翻訳), ヒラリー ナイト
大型本: 65 p ; サイズ(cm): 29
出版社: メディアファクトリー ; ISBN: 4840102597 ; (2001/04)
Amazon.co.jp
1950〜60年代、ニューヨーク。今とは違って、まだ格式が重んじられ、上流階級には上流階級の作法があったころ。

上流社会の象徴、庶民のあこがれのプラザホテルの最上階に、ひとりのやんちゃな女の子が住んでいた。エロイーズは6歳。ママは超大金持ちで、社交界のスター。世界を飛び回っていて、ほとんど会えない。最高級のスイートルームに、イギリス人のばあやつきで住んでいる。ルームサービスのオーダーなんてお手のもの、勉強は家庭教師と、遊びはホテル内の探検。

ホテルの荘重な雰囲気、いんぎんな支配人、割腹のいいボーイ、豪華な調度品、洗練されたお客さん、VIPのパーティー。エロイーズにかかるとみんなおもちゃになってしまう。大人の世界にまぎれこんだ小粋な子悪魔は、おしゃまな口を利き、自由奔放に振る舞う。かわいくて、ちょっとまぬけな幼児体型だけれど、気持ちは一人前の都会の女性なのだ。

半世紀にわたってアメリカの少女たち、そして若い女性たちを魅了してきたエロイーズ。なつかしい50年代のファッションやスタイルも、目に楽しい。クラシカルなタッチと、動画的な誇張のバランスが絶妙なペン画が、スタイリッシュでおしゃれだ。この絵が「エロイーズ」に命を吹き込んでいる。

孤独とひきかえの自由を、華やかな舞台の上で思いっきり謳歌する主人公は、大スターだった作者の分身。巻末には作者とその時代が、多くの写真とともに紹介されている。(翁 ゆり)

内容(「BOOK」データベースより)
この本を読むとプラザ・ホテルに住んでいるエロイーズのすべてを知ることが出来ます。挿絵もいっぱいあり、画家ヒラリー・ナイトの未発表スケッチなど貴重な情報がどっさりつまったエロイーズの本。


〓〓〓 BOOK

◆Amazonから

『エロイーズとアベラール―三つの愛の物語』/アントワーヌ・オドゥアール \2100
内容(「MARC」データベースより)
哲学者アベラールと才智と美貌を備えたエロイーズは永遠の恋に落ちる。純潔な愛、高慢な欲望、そして悲劇。ふたりにすべてを捧げた男が伝説のすべてを語る…。中世の歴史と文化を背景に、人間の性と愛の根源に迫る物語。

『HOOT(ホー)』/カール・ハイアセン \1380
内容(「MARC」データベースより)
中学生のロイはある日、裸足で走る不思議な少年に出会う。彼は建設現場のフクロウの巣を守ろうとして闘っていた。子どもたちと大人の闘いをユーモアたっぷりに描きだすYA文学。


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