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2003年04月28日(月)
現代アメリカ文学が一気に到着

実のところ、私はアメリカ文学よりもイギリス文学の、それも古典の部類に入るくらいの作品が好きで、現代アメリカ文学は全く受け付けない時期があった。サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』なんかは4回くらい読んだが、全然いいと思えず、勝手に「サリンジャーがアメリカ文学をダメにした」とまで思っており、アメリカ文学不毛の時期というのを過ごした。これはあくまでも好き嫌いの問題だから、実際にアメリカ文学がダメ!と言っているわけではないが。

それを打開してくれたのがジョン・アーヴィングで、その後ポール・オースターなども読んで、アメリカ文学もいいじゃないかってことで、最近は特に南部の作家や作品は面白いという風にまでなってきた。

というわけで、現代アメリカの作家たちの本というのは、アーヴィングやオースター、T.C.ボイル、一部の南部の作家などを除くと、ほとんど知らないというか、名前は知っていても作品は未読というのが多いわけで、これではいかん!と注文した本が下記の通り。それが今日一気に到着した。

その前に図書館で借りて3冊ほど読んだが、「不毛のアメリカ文学」のレッテルをはがすのは、結構難しい。やっぱり拒否反応が起こって、一筋縄では受け入れかねるのだ。今日届いた本を読むことで、少しは世界が広がるといいのだけれど。


〓〓〓 BOOK

◆Amazonから12冊

『アブサロム、アブサロム!』(上)/ウィリアム・フォークナー \1300
内容(「BOOK」データベースより)
南北戦争が始まる頃、ヨクナパトーファ郡ジェファソンに飄然と現れた得体の知れない男トマス・サトペンは、インディアンから百平方マイルの土地を手に入れ、大いなる家系を創始するべく、町の商人コールドフィールドの娘と結婚する。サトペン家の興隆と崩壊を物語りつつ、アメリカ南部の過去と現在の宿命的な交わりを描いた迫力ある長篇。

『アブサロム、アブサロム!』(下)/ウィリアム・フォークナー \1200
内容(「BOOK」データベースより)
少年時代に受けた屈辱により、南部で人間として認められるには「土地と黒人と立派な家」を持たなければならないと思い知らされたサトペンは、その野望の達成に向けて邁進する。しかし最初の妻に黒人の血が混じっていることを知って捨てた報いにより、築き上げた家庭は内部から崩壊していく。小説表現の限界に挑みながら二十世紀文学の最先端を歩み続けたフォークナーの渾身の大作。

『サンクチュアリ』/ウィリアム・フォークナー \590
出版社解説
ミシシッピー州の町に展開する醜悪陰惨な場面─ドライブ中の事故から始まった、女子大生をめぐる異常な性的事件を描く問題作。

『夜の樹』/トルーマン・カポーティ \552
内容(「BOOK」データベースより)
ニューヨークのマンションで、ありふれた毎日を送る未亡人は、静かに雪の降りしきる夜、〈ミリアム〉と名乗る美しい少女と出会った…。ふとしたことから全てを失ってゆく都市生活者の孤独を捉えた「ミリアム」。旅行中に奇妙な夫婦と知り合った女子大生の不安を描く「夜の樹」。夢と現実のあわいに漂いながら、心の核を鮮かに抉り出す、お洒落で哀しいショート・ストーリー9編。
目次
ミリアム/夜の樹/夢を売る女/最後の扉を閉めて/無頭の鷹/誕生日の子どもたち/銀の壜/ぼくにだって言いぶんがある/感謝祭のお客

『悩める狼男たち』/マイケル・シェイボン \2200
内容(「MARC」データベースより)
「ぼくは狼男だ」と思い込んでいる少年が引き起こす珍騒動を描く表題作を始め、一癖ある人々が破綻した家族関係を繕おうと奮闘する姿がシニカルな笑いを誘う9編。ピュリッツァー賞作家の短編集。

『宮殿泥棒』/イーサン・ケイニン \686
柴田元幸(訳)
目次
会計士/バートルシャーグとセレレム/傷心の街/宮殿泥棒

『賢い血』/フラナリー・オコナー \620
内容(「BOOK」データベースより)
軍隊から戻ると、がらんとした家には箪笥しかなかった。ヘイズは汽車に乗り、知らない街へ行き、説教師の帽子を被ったまま売春宿に入った。やがて彼は中古自動車の上に立ち、『キリストのいない教会』を説きはじめる―。たじろがずに人間を凝視し、39歳で逝くまで研ぎすまされた作品を書き続けた、アメリカ南部の作家オコナーの傑作長篇。真摯でグロテスクな、生と死のコメディ。

『クリック?クラック!』/エドウィージ・ダンティカ \1700
内容(「MARC」データベースより)
恐ろしく、苦しく、悲しく、そして激しい現実の中に、微笑ましく、温かく、たくましく、そして静かに生きる人々。女性の存在に焦点を当てつつ、ハイチ系アメリカ人作家としての独特の作風を確立するダンティカの短編集。
目次
海に眠る子どもたち/1937年/火柱/夜の女(ハイチにて)/ローズ/失われた合言葉「ピース」/永遠なる記憶/昼の女(ニューヨークにて)/カロリンの結婚式

『フォックスファイア』/ジョイス・キャロル・オーツ \1800
内容(「MARC」データベースより)
大人の社会に様々な形で反抗していく勇敢な少女たち「フォックスファイア」。ノーベル文学賞にノミネートされたアメリカ現代文学界を代表する巨匠が描く1950年代のニューヨーク。

『エデン郡物語―ジョイス・キャロル・オーツ初期短編選集』/ジョイス・キャロル・オーツ \1845
内容(「MARC」データベースより)
ある日から、人が沼地にはまるようにキリスト教の活動に落ちこんだんです。盲目のロビンよ、旅をして使命を果たせ、この世界からあんな男たちを排除しろという…。オーツの初期短編8編を収録。
目次
国勢調査員/盲目の少年との出会い/世界の果て/儀式/白い薄い冬の霧/川のほとりで/洪水に流されて/北門の傍で

『大泥棒と結婚すれば』/ユードラ・ウェルティ \1359
青山南(訳)

『ジョン・チーヴァー短編集』/ジョン・チーヴァー \1204


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