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2003年03月10日(月) ■ |
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フライド・グリーン・トマト |
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今日もAmazonから1冊届く。4月に配送予定だったのにもう届いてしまった。 昨日といい今日といい、計算してオーダーしてるのに、全然狂ってしまった。一度にどっさり届いても困る。定期的に楽しみたいのに。。。
ところで今日届いた本は、開けてびっくりだった。まずB5版てのに驚いて、中を見ないうちに、ははーん、もしかして・・・と思って広げてみたら、やっぱり!半分以上が写真。つまりアメリカ深南部の写真集に、南さんが文章を書いてるってところだ。そうだったのかー!
内容はこの間読んだ『南の話』に近い。何箇所かだぶっているところもある。でも、写真つきだからこそいいという部分もある。それは「フライド・グリーン・トマト」に関する部分。
「フライド・グリーン・トマト(fried green tomato)は、『フライド・グリーン・トマト』という南部を舞台にしたすてきな映画のおかげで名前だけは知っていた。グリーン・トマトって未熟なトマトってことなのだろうか、ともかくそれを適当に薄く切って、トウモロコシ粉でまぶしてベーコンの油で揚げたものだ。ほのかにすっぱい、さつまいものてんぷらみたいなかんじである」
この文章と一緒に写真があり、キャプションにはこうあった。
「『フライド・グリーン・トマト』の撮影地になったジョージア州のジュリエットには、セットのカフェがそのまま保存されていて、カフェとして営業している。右の天ぷらみたいのがフライド・グリーン・トマトで、左のぐぢゃぐぢゃしている白いのがグリッツである」
というわけでその写真には、私の好物のグリッツ(であろうと思っていたもの)が写っていて、そうそう!これ!と、ようやくグリッツに間違いないことを確認したのだ。
で、グリッツについても説明があったので、もう無性に食べたくなってしまい、作り方はどうも違うような気がするのだけれど、とりあえずカリカリベーコンと一緒に作って食べました。なんか、アメリカって感じだなあ。「アホでマヌケなアメリカ白人」と言いつつも(全部と言ってるわけじゃない。ブッシュとその一味のこと)、アメリカのチープな雰囲気は大好きなのだ。
ところで、映画「フライド・グリーン・トマト」で使われたセット「ホイッスル・ストップ・カフェ」は、そのままの名で使われているらしい。中断していた原書『Fried Green Tomatoes at the Whistle Stop Cafe』を、そろそろちゃんと読みなおそう。これって、南部女性のおしゃべりが延々と続くってイメージらしいんだけど・・・。
〓〓〓 BOOK
◆Amazonから1冊
『アメリカ深南部』/青山南 \1748 内容(「MARC」データベースより) 広大無辺の綿花畑、不気味な緑の湿地帯、夜の熱気に満ちた異形の街…。我々の知っているアメリカとは異質の、独自の時間が流れているような深南部に分け入り、その闇を、写真と文で描ききる。
◆読了した本
『望楼館追想』/エドワード・ケアリー 内容(「MARC」データベースより) その館に住む奇怪な住人たちの閉ざされた心と過去には何があるのか。ホラーとミステリの興趣を備えた人の心の抑圧と癒しの物語。
『アメリカ深南部』/青山南
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