|
|
2008年02月11日(月) ■ |
|
こころげそう 男女九人 お江戸恋ものがたり(畠中恵) 読了 |
|
●読了:こころげそう 男女九人 お江戸恋ものがたり(畠中恵) 江戸・橋本町の下っ引き宇多が、恋しい思いを伝えられぬまま亡くしたはずの、於ふじが帰ってきた―幽霊の身となって!神田川でこときれた於ふじと千之助兄妹の死の真相を探るうちに、九人の幼なじみたちそれぞれの恋や将来への悩みが絡み合ってきて―ほんのりせつない大江戸青春恋物語。
面白かった。基本はミステリーの連作短編集。そこに幼馴染み9人の恋愛物語が絡まって縺れて、くっついたり切れたり色々あって、落ち着く所に落ち着いておしまい。アッサリ人が死んだりするし、書いてあることはけっこう怖いのだけど、あくまで畠中恵さんらしく、雰囲気が軽くて明るいのがいい。そこが物足りない、という人もいるかもしれないけど、シリアスに書いてたら私は最後まで読めなかったと思う。
|
|