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2007年06月26日(火) ■ |
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まひるの月を追いかけて(恩田陸) |
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●読了:まひるの月を追いかけて(恩田陸) (「BOOK」データベースより) 異母兄が奈良で消息を絶った。たったの二度しか会ったことがない兄の彼女に誘われて、私は研吾を捜す旅に出る。早春の橿原神宮、藤原京跡、今井、明日香…。旅が進むにつれ、次々と明らかになる事実。それは真実なのか嘘なのか。旅と物語の行き着く先は―。恩田ワールド全開のミステリーロードノベル。
おもしろくなかった。というか腹が立った。謎だらけという意味では確かに「ミステリー」に違いないけど、あまりにも意味不明な部分が多すぎて、まるで不条理小説。主人公の置かれた状況や、登場人物たちが、読んでも読んでもさっぱり分かってこない。どんでん返しが多すぎてストーリーに一貫性がないみたい。その混乱ぶりやわけの分からなさを楽しむには、精神的な余裕と、忍耐を必要とすると思った。今の私にはその持ち合わせがないってことだな。
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