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2007年03月09日(金) ■ |
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バロックライン(樹月弐夜)読了 |
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●読了:バロックライン(樹月弐夜) 20世紀初頭。ケンブリッジ大学の学生ヴィクター・グレイは、ウィーンに「あるもの」を受け取りに向かった。しかし、取り引き相手は殺され、宮廷警察やテロリストたちに命を狙われるはめに…。「あるもの」とは、何か?ヴィクターの運命は!?新鋭が奇想を駆使して描く、鮮烈なる欧州幻想浪漫小説。薔薇は自ら枯れる。人の手に渡ることを拒んで…。新鋭の鮮烈なるデビュー長編。
おもしろかった。うんうん、これは当たりだ。うれしいぞー! アッシュ・ブロンドの美青年(ヴィクター・グレイ・19歳)が、元オペラ歌手で情報屋だという「うっとりするような魅力的な瞳」の「浅黒い肌のハンサムな男(ラヨシュ・30代後半)」と一緒に、ウィーンを舞台に宮廷警察や地下組織(?)と渡り合い、ドンパチ銃撃戦を繰り広げ、なんとなく魔法とか魔術師まで出てきて、それがまた違和感のない話だった。その2人を中心として、出てくる脇役も美青年だらけ。そして出てくる女性はみんな年増女。主人公のアッシュ・ブロンドの青年(ヴィクター・グレイ)は秘密があって、それがどこか(ネタバレなのでタイトルは伏せます)でみたような・・・。あ、いや、もちろんそういう設定自体は昔からあるものだろうし、珍しくはないんだけれど、身近な分かりやすい例ってことで。 うはははは!設定だけでおなかいっぱいだわ。シリーズ化するらしいので、ぜひ売れて欲しい。
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