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2007年01月07日(日) ■ |
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アダムの呪い(ブライアン・サイクス)読了 |
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●読了:アダムの呪い(ブライアン・サイクス著) 文庫: 437ページ 出版社: ヴィレッジブックス (2006/12) ASIN: 4789730239 サイズ (cm): 15 x 11 原書タイトル:Adam's curse
内容:(「BOOK」データベースより) どうして男性は闘い好きで、どうして暴力的で、どうして不安定なのか。男性にまつわるすべての疑問はひとつの結末にたどりつく!?―きっかけは一本の電話だった。著者サイクスが自分と同じ姓をもつ赤の他人のDNAを調べてみると、父方の遠い祖先でつながっていた。この事実から著者は、男性遺伝子に興味を持つようになり、研究を深めていくことに。すると、Y遺伝子にかくされた、生命の壮大なトリックがあきらかになったのである。世界じゅうに衝撃をあたえたベストセラー・ノンフィクション、待望の文庫化。
感想: 『イヴの七人の娘たち』の続編に当たるX&Y遺伝子について書かれた遺伝学の本で、英オックスフォード大学の人類遺伝学教授による著書。内容がとても分かりやすくて、ドラマチックで、読んで面白いエンターテイメントになっているので、「トンデモ本なのでは?」という気もするけれど・・・著者の社会的立場を考えて、まあ(多分に予想・想像を含んではいても)一応の事実でもあるんだろう、と。 内容は興味深くて、おもしろかった。「男性が暴力的なのはなぜか?」という答えがY染色体だというのは何となく納得したものの、同性愛者となる原因は母系遺伝のミトコンドリアDNAにあるとか、胎児の時の母親の体内での状態の影響だとか・・・あ、これはちょっと聞いたことがあるな、というのもあちこちにあったけど。断言口調で、言い切ってるのがすごいよなあ(翻訳のせいもあるのかもしれないが)。科学者って勇気あるなあ・・・。
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