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2006年06月24日(土) ■ |
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乱鴉の島(有栖川有栖) |
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●読了:乱鴉の島(有栖川有栖) 臨床犯罪学者・火村英生シリーズ四年ぶりの新作長編にして、初の孤島もの! 友人の作家・有栖川有栖と休養に出かけた火村は、手違いから目的地とは違う島に連れて来られてしまう。通称・烏島と呼ばれるそこは、その名の通り、数多の烏が乱舞する絶海の孤島だった。集まり来る人々。癖のある住人。奇怪な殺人事件。精緻なロジックの導き出す、エレガントかつアクロバティックな結末。これぞ本格!
「火村シリーズ4年ぶりの新作にして、初めての孤島もの!」だそうだ。アリスの長編を読めるのはとても久しぶりなのでうれしい! 孤島が舞台ではあるんだが、いわゆる古典的なクローズドサークルをテーマにした「孤島もの」というのとは違うと思う。ちょっと前置きが長くてじれったいし、テーマにこだわり過ぎているかなとも思ったけど、有栖川有栖の長編というだけでうれしいからいいや。楽しかったです。
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