|
|
2006年06月22日(木) ■ |
|
錦絵双花伝(米村圭伍) |
|
●読了:錦絵双花伝(米村圭伍) 図書館から借用 娘評判記の最上位に置かれ、美少女ブームを巻き起こした笠森お仙と銀杏娘お藤。双花と謳われた娘達には、“評判”になっては困る裏の顔、秘密を抱えていた。流行の火付け役、絵師鈴木春信が二人を錦絵に描こうとしたとき凄惨な災いが襲いかかった…。腹抱え、涙腺ゆるむ大型時代小説。
結局、昨日は『退屈姫君伝』『退屈姫君 海を渡る』『退屈姫君 恋に燃える』『風流冷飯伝』の4冊を一気に読んでしまった。こういうエンタメ系の読みやすい本は、もちろん買ってもいいのだけど、家から徒歩3分の場所にある私の書庫(地元の図書館)に揃っているものだから、つい借りて済ませてしまいがち。特に今回のように一気にハマると、読む速度に買う速度が追いつかないんだもの。
本書は退屈姫シリーズの主要な脇役のひとりだった少女お仙を主人公にした話。退屈姫もチラリと出てくる。忍者の世界と、因縁・呪いがテーマになった伝奇小説。錦絵や小町娘などの江戸の風物が出てくる一方、同時に忍者の世界と、武士の権力争いといったドロドロした世界が描かれる。 これはこれでいいけど・・・・私は気風のいいお仙が大好きで、彼女はいずれどこぞの町人と結婚するんだろうと思っていたから、お仙が途中からまるきり別人になってしまうのがとても悲しかった。しかも結末は意味不明だし。もっと八方丸く収まる結末がいくらでもあるのに、なんであんな目にあわせる必要があるんだか。 あ〜。最初に読んだ退屈姫君伝が一番面白かったような気がする。
●アマゾンから到着 和書1冊¥1785 乱鴉の島(有栖川有栖)
●ぴえろから毛糸 ポイント使用(支払い金額¥631 綿・ポリノジック合太 8211(ガーネットレッド)2かせ
この糸、素敵! 青みの入った赤というのか、写真の色そのままでイメージ通りだった。ピンクと青も買えばよかったかな。
|
|