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読んでね。
『影のオンブリア』
(パトリシア・A・マキリップ)


冒頭の抜粋(英語)
レビューリンク

2005年06月30日(木)
The Looking Glass Wars(Frank Beddor)

●読了:The Looking Glass Wars(Frank Beddor)
24日間も読んでたのかこの本。うーん、どうりで間延びしたように感じるわけだ。
この本のストーリーは簡単に言うと、7歳で両親を失ったアリスがこちら側の世界へやってきて、大人になって、ワンダーランドへ帰り、政略者から国を取り戻して「クイーン・アリス」になるというもの。が、一番盛り上がるべき「ワンダーランドへ帰ってきてからあと」がさっぱり面白くなくて、途中間を空けたのがいけなかった! 話に乗れなくなって、尻すぼみに終わりまでいってしまった感じ。「空想力(意志の力)が現実の力になる」なんて設定、どこぞのマンガみたいで楽しそうなのに、訳が分からなくなってしまったわ。

こうなると無駄が多いように感じるんだなー。一番意味不明なのは、こちら側の世界でアリスの婚約者であるレオポルドって名前の英国の王子。アリスをこちら側に引き止める執着する要素、というならリデル家の家族だけでも十分だし、結末を見ても本当に存在が意味不明。一体何のために出てきたわけ?