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2005年06月06日(月) ■ |
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The Goose Girl(Shannon Hale) |
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●読了:The Goose Girl(Shannon Hale) 読了! うわー、めちゃくちゃ面白かった。 グリム童話の「がちょう番の娘」を元ネタにした小説。元ネタがどんな話かというのはググるとあちこちで読めるのでそちらを参照してもらうとして・・・本書のストーリーの骨子は原作そのままなのだけど、そこにみっちりと色々な肉付けがしてあって、ちゃんと筋の通る物語になっているのがとてもよかった。 中でも一番良いと思ったのは、姫の相手役である王子へのフォローがきちんとしていること。原作では侍女(偽の王女)ともうまくやっていたくせに、もっと美しい本物の姫が現れたのを見てあっさり乗り換える調子の良いバカ王子、と散々ツッコミ入れられてる王子様。本書では話の上でも性格的にも、ちゃんと筋の通った青年として描かれているのが◎。2人は姫がただの小汚い「がちょう番の娘」だった時からずっと知り合いで、お互いを意識し合う仲。この少女マンガのような典型的なストーリー展開、もちろん読み手である私には登場した時から
「こいつが王子だ、絶対!決まってる!うわ、くっさ〜〜! 恥ずかし〜〜っ(*/∇\*) 」
とモロバレなのだけど、それも面白いっていうか・・・。 戦争を始めようとする王に対する姫の口説き文句と捨て台詞、王子のプロポーズの言葉も傑作。ここまでスッキリキッパリとストレートだと、もう気持ちが良い。 女の子の成長・冒険物語として至極まともで読み応えのある作品になっていると思う。読んでよかったです。
<他の著作> Princess Academy Enna Burning 両方とも注文しちゃおうかな。"Emma〜"はペーパーバック落ちが11月らしいけど、それまで待ちたくないわ!
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