|
|
2005年05月13日(金) ■ |
|
The Secret Country(Pamela Dean) |
|
●読了:The Secret Country(Pamela Dean) アメリカ人の10代の子供たち5人が、"The Secret Country"という自分たちが幼い頃から「ごっこ遊び」で想像して遊んでいた世界とよく似た異世界を発見する。この世界が何なのか、自分たちの想像していた世界と似ているけれど、違う所もかなりあって、どういう仕組みになっているのか、これからどうするか・・・そういったことを、本の半分を費やして延々と議論する。その末に"The Secret Country"に存在する魔法の道具を使って、"The Secret Country"にどんなに長く居ても現実世界では時が流れないようにして、この世界の歴史を見届けよう、ということになる。そして、設定どおりにHigh Castleに暮らす王子や王女として、また魔女として"The Secret Country"の住人の1人となった彼らは、歴史の渦に巻き込まれていく。
3部作の1作目ということで・・・「起承転結」のうち、本書では"承"の導入部に入ったかな?というあたりで本が終わってしまった! 私は一話完結なのかと勝手に思っていたのだけど、どうりで導入部が長かったわけだ。中世をイメージするお城での生活とか、ユニコーン狩りとか、興味深いシーンは色々あるけれど、このThe Secret Countryの歴史というのがくせ者。誰が王様を毒殺しようとしているとか、議会(council)がどうとか、あからさまに政争っぽい話が多くて、あまり面白いと思えなかった。なので、続きは多分読まないと思う。
●アマゾンから 洋書2冊¥1894(ギフト券) The Named : Guardians of Time Trilogy 1(Marianne Curley) A Fistful of Sky(Nina Kiriki Hoffman)
"The Named : Guardians of Time Trilogy 1"は、最近の新刊『闇の城、風の魔法』(メアリアン・カーリー)と同じ作家の3部作。評判が良さそうなので買ってみる気になった。時を越える物語だそうな。
≪新刊情報≫ ▲Bridal Jitters(Jayne Castle) 【ジェイン・キャッスル】の新刊、2005年10月発売
|
|